危険な子爵に愛してると言わせる方法 (ラズベリーブックス)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #134929 / 本
- 発売日: 2009-09-10
- 版型: 文庫
- 501 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
数年前、貧しい生活から脱却するためにマダム・デュプリーという架空の人物としてドレスを売り始めた伯爵令嬢フィービーは、お金の心配がなくなった今でも趣味でドレスを作り続けている。もしこの秘密がばれたら自分はもちろん、姉と従姉、さらには高い地位にあるその夫たちにとっても身の破滅だ。それなのに注文は殺到する一方で、ついにブティックのオーナーから、ある屋敷に滞在してドレスを作るようにと脅されてしまう。断れば秘密をばらすと言われてしぶしぶと、しかしどこか誇りを感じながら旅立ったフィービー。だがたどり着いたベッドフォードシャーで待っていたのは完全なる使用人としての生活と、ハンサムで不思議な魅力を持つ、伯爵家の跡取りで子爵のウィルだった―。秘密を抱える令嬢のひと夏の恋の行方は…?デビュタントシリーズついに完結。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ロンドン,ジュリア
アメリカ、テキサス州オースティン在住。“USAトゥデイ”のベストセラーリストにたびたび登場する人気作家。ロマンス小説を数多く発表しており、Highlander Unboundはアメリカロマンス作家協会(RWA)が授与するRITA賞の最優秀ヒストリカル・ロマンス賞の最終候補に残った
寺尾 まち子
1964年、神奈川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
嘘の中の真実
デビュタントシリーズのラストを飾るのは3人の中で一番年下のフィービーの恋。
3年前、苦肉の策でひそかに淑女にあるまじきモディストという職業についたフィービー。
姉も従姉も結婚して、経済的には落ち着いたけれど、大好きなドレス作りを続けてきました。
ところが、協力的だったブティックのオーナーが一変して彼女の脅迫者に。自分だけでなく愛する家族までも危険に曝してしまう状況に、フィービーは仕方なくドレスを作りにベッドフォードシャーに向かいます。
夢想家の彼女は、最初使用人として働く自分の身の上をまるで芝居のように楽しんでベッドフォードシャーに向かいますが、すぐに使用人として過ごすことがいかに大変かを思い知ります。
使用人としての生活。そして危険で魅力的な子爵の跡取り息子ウィル。
彼女がドレスを作るべき娘は乱暴でわがままな躾のなっていないおてんば娘2人。それだけでも大変なのに、雇い主は今までになく魅力的な紳士で彼女を誘惑してくる。
たとえそれが嘘であれ、使用人の立場としては絶対恋をしてはいけない相手。
フィービーもウィルもそれをわかっていながら、お互いに惹かれる想いを止められず…
可憐な美貌を持ちながら、男たちに求められる事が怖くて引っ込み思案。そのために婚期を逃してきた彼女ですが、今回は心から惹かれる相手であり、また別人を装っているせいもあってかちょっと積極的。(あくまでちょっと)
ドレスを作る相手の伯爵令嬢と劣らぬ(むしろ彼女の方が上)身分であり遙かに洗練されているフィービーが、使用人として彼女たちに尽くさなくてはいけないのは、事情を知っているこちらとしてはいささか滑稽ではあります。
ウィルとだって、本来ならば堂々と付き合える身分ですが、偽りの身分とはいえフィービーは使用人。そして本当の立場は明かせない。ウィルが自分の身分に合う相手を結婚相手として選ぶところを彼女は黙ってみなければならないのです。
自分の立場を打ち明けてしまえば事は簡単だと言えるのですが、それができないのがフィービーという人柄。事情を打ち明けてウィルにすがれるような打算的な人物でも要領のいい人物でもありません。だからこそあのわがままな姉妹を相手にできるのだし、なんだかんだで彼女たちのために動けてしまうのだと思います。文句言いながらも動いてしまうあたり人が良い。
その点は最初は打算もあって夫と結婚した姉とは正反対であるといえます。まあ、おかげで少々じれったくはありますが。
使用人に惹かれる事に思い悩…んでるけど実は結構なりふり構ってないウィルも、人柄としては素敵です。わがままな弟妹に手こずらされている彼が、人が良くて洗練されているフィービーを好いてしまうのは仕方がないかと。
あくまで嘘の中に成り立っている2人の関係。その嘘が暴かれたとき、そこに残るものが何なのか、2人の恋の結末をぜひ読んでもらいたいと思います。
良かったです!
シリーズ3三作目ですが、一番良かったです。ヒロインンのフィービーの性格の良さやヒーローがヒロインに夢中になっていく過程やとにかく、読んでいて気持ちの良い作品でした。





