トヨタ式 カイゼンの会計学
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #128423 / 本
- 発売日: 2009-04-17
- 版型: 単行本(ソフトカバー)
- 287 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
「必要なものを、必要なときに、必要なぶんだけ」という
トヨタ式カイゼンの主軸であるジャスト・イン・タイムの理念を
組み込んだ会計理論、Jコスト論がついに登場!
元トヨタの生産調査部部長が、本当の「カイゼン」を語る
皆さんの会社の現場では、
たとえば、次のような疑問に答えられるでしょうか?
○世の中には、『まとめて作れば、安くなる
(量産効果)』という考え方が浸透しています。
その一方で、「小ロット多回生産
(細かく作って、在庫を持たない)」を徹底している
トヨタ生産方式を導入している会社がすばらしいとされ、
多くの会社が熱心に取り組んでいます。
これは、矛盾していないでしょうか。
○「まとめて作る」だけではありません。
多くの会社では、営業は「まとめて売ろう」とし、
購買は「まとめて買おう」としています。
はたして、本当に「まとめて売る」と儲かるのでしょうか?
「まとめて買う」と儲かるのでしょうか?
こうした「常識」の中で、抜け落ちている概念があります。
それは「時間」です。
「まとめて作ったほうが安くなる」からといって、
例えば1万個の製造ラインを100万個にするでしょうか?
仮に100万個を作っても、必要なのは1万個だけ。
残りの99万個は「在庫」として眠り続けます。
こうした「在庫」は、従来の管理会計論では
損失として扱われません。
ですが企業の利益を考えると、
こうした「お金を稼ぐべきもの(在庫)」が、
何もせずに眠ること自体が損失ではないでしょうか。
本書は、その矛盾を解消する、全く新しい管理会計論です。
内容(「BOOK」データベースより)
人を減らすな!在庫を減らせ!『自動化(Q)を徹底し、JIT(D)に邁進せよ!収益(C)は後から付いてくる』を、Jコスト論が解き明かす。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田中 正知
ものつくり大学名誉教授。元・トヨタ生産調査部部長。東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員。1941年生まれ。1967年名古屋大学大学院工学研究科航空学コース修士課程修了後、トヨタ自動車工業株式会社入社。入社以来35年間、常に現場で、ものづくりに携わり、「トヨタ生産方式」を体系化した大野耐一氏ほか先達の薫陶を受ける。93年1月、「トヨタ生産方式」の総本山である本社生産調査部部長に就任。協力メーカーへの「トヨタ生産方式」の指導と改善、特にグループ内全車両生産工場に組立工程管理システムを展開する。95年1月、本社物流管理部長に就任。トヨタの全商品をお客様にお届けするための全世界物流ネットワークの構築と改善に携わる。2000年11月、ものつくり大学開設に伴い社命により製造学科へ転籍。「トヨタ生産方式」を広めるために、トヨタから転籍した教授の第1号となる。生産性管理・品質管理などものづくり学全般の授業を担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
実践的な経済性工学またはスループット会計
これは面白い本が出ましたね...
知人から紹介を受けたのですが、確かに興味深い....
Jコストの定義は、馬と豚の例で実際に手を動かして計算すればすぐに理解出来ます。
収益性という言葉の意味も実に分かりやすいと思います。
1日で読了。
今まで経済性工学(新版 経済性工学の基礎―意思決定のための経済性分析、経済性工学の応用―採算経営の計画技術 (1983年))やTOC(TOCスループット会計)などで
原価会計の面から方策の選択方法を考える本は出ていましたが、
この本はJITに真っ向から挑むのですね!
技術的な方法論を志向する資料はあれど、「本当に儲ける」ための論議が何故かされていません
でしたからこの間隙が埋められそうですね。
受注生産業でも同じ様な議論ができないものかと、日々頭を巡らせていますが...?
(私が気づいてないだけ??)
リードタイムの短縮が儲かる
GM、クライスラーが潰れ、トヨタが世界一になったのは、トヨタ生産方式の寄与するところが大きい。トヨタ生産方式は、「自働化」と「JIT」の2本の柱があり、その一つである「JIT」についての実践的な本である。トヨタ生産方式の本は、本屋の書棚に山とあるが、やはり、トヨタ出身の人の本が良く解かる。かつてトヨタを見習って、リードタイム短縮の活動をしたが、効果を計る物差しがなかった。折角、現場がスッキリし、一段と良くなっても、経営の評価が出来ず、直ぐに仕掛部品が増えて長続きしなかった。ここに、Jコスト論を展開された。これまでは、現場のコスト要素の中で、時間の計算をしていたのは、人と設備だけで、部品等は対象外であつた。現場の活動の全ては、時間も入れて全てをお金で評価しないと競争にならない。モノづくりは、企業の持続的繁栄であり、強い現場を作らなければならない。Jコスト論を使えば、「リードタイムの短縮は儲かる」と言える。従って、新しい単位を創られてのこの考え方は、現場を改革するコペルニクス的転回のように思える。現場改善のチェンジリーダーに薦める。
新しい会計の始まり
会計に時間の概念を入れるというのは非常に素晴らしいと思う。
過去のJコスト論の論文は専門的過ぎて難しかったが、この本でJコストの本質が理解できたように思う。非常に分かりやすくて良い本であると思う。
TPSで在庫が減ると一時的にですが収益(P/L)が悪くなってしまう。
これは、会計基準重視・P/L重視の風潮が招いている悲劇のようにも思える。
Jコストが世に広まれば、日本の経営者の意思決定も変わるのではないかと思う。
個人的には、1点だけまだ理解できていない部分もある。
会計に時間の概念を入れるという総論は理解できたが、
在庫を持ったときの1日あたりの見なし利益(損失)などを計算して、
評価するという考え方が理解するのに難しい。
@計算が複雑
A見なしの考えは、常に何か売れている。
在庫するような生産をした分だけ代わりに何かが売る機会を
失っているという前提にたっている。
自動車のような大量生産はこの考えが当てはまるが、
他の製品(中量産、個別受注少量生産)では常にこのような前提が当てはまらないはず。
これらの時にどうなるかの理解を今後深めて行きたい。




