ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #3780 / 本
- 発売日: 2009-01-08
- 版型: 文庫
- 253 ページ
エディターレビュー
内容紹介
高階病院長の特命で、速水部長の収賄疑惑を調べ始めた田口だったが、倫理問題審査委員会による介入や、新人看護師と厚生労働省のロジカル・モンスターの登場でさらに複雑な事態に巻き込まれていく。悲願のドクター・ヘリ導入を目前に、速水は病院を追われてしまうのか。切り捨てられゆく不良債権部門・救急医療を守る男の闘いと、医療の理想と現実をダイナミックに描き出した傑作エンターテインメント。
内容(「BOOK」データベースより)
高階病院長の特命で、速水部長の収賄疑惑を調べ始めた田口だったが、倫理問題審査委員会による介入や、新人看護師と厚生労働省のロジカル・モンスターの登場でさらに複雑な事態に巻き込まれていく。悲願のドクター・ヘリ導入を目前に、速水は病院を追われてしまうのか。切り捨てられゆく不良債権部門・救急医療を守る男の闘いと、医療の理想と現実をダイナミックに描き出した傑作エンターテインメント。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
海堂 尊
1961年生まれ。第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)にて2006年デビュー。『死因不明社会』(講談社)にて第3回科学ジャーナリスト賞受賞。現在、勤務医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
海堂氏復活
チームバチスタの田口・白鳥コンビの第3作目。
私的には前作がやや失速していたので読むかどうか迷いましたが、映画化するのはこっちらしいので
こちらも読んでみました。
今回は外科医・速水が主人公ですが、意外なほどに魅力的に描かれています!
その一方で田口・白鳥コンビはあまり目立たず。
前作と関係しているので、こちらをより楽しむには前作から読んだ方がいいですが・・・
私的にはこちらはおススメですが、前作はあまりおススメできません。
今回は現在の医療現場の深刻さとリンクして物語のリアリティーが増しています。
本領発揮といったところでしょうか。
海堂作品の良さが再び見えてきた感じです。
ただ、落とし所はだいたい見当が付いてしまう点と後半の展開が無理があるのがちょっとマイナスポイントで
私的にはやはり「チームバチスタの栄光」がベストです。
将軍の熱血仕事ぶりに引き込まれる
救急救命センターの”血まみれ将軍”速水部長にスポットを当て、救急医療の抱える問題点を追求してゆくという内容。
この男、まさに「将軍」ばりに男気が溢れ、我がままで強引で、ハラハラするが、
医師として、またトップに立つ者としての類まれなるその資質にグイグイ引き込まれてゆく。
変人白鳥もさすがに影を潜めてしまうほどの存在感。
そうやって速水部長の熱のこもった仕事ぶりを生き生きと描きながらも、
物語の中核は一癖も二癖もありそうな個性的な医師たちによるディスカッション。
「バチスタ」では白鳥のロジカルな推理にかなりの神経を使ったが、
言葉で相手をやり込めてゆく白熱の論争を見ていると、一体海堂氏は理系なのか文系なのか分からなくなってくる。
犯人探しをメインとした「バチスタ」と違い、今回はよりエンターテイメント性の色が強い。
「誰が?」というよりも、「なぜ?」「どうして?」のほうに思考力を使ったが、物語としての完成度も非常に高いと思う。
ちなみに第二弾「ナイチンゲールの沈黙」は読んでいないが、特に問題はなかったように感じる。
不要な「脚色」を多々感じました
この小説を読み、「氷姫」こと姫宮のキャラクターに興味を持った方は、『螺鈿迷宮』もぜひ読んでみてください。
私自身、海堂氏の小説は文庫でしか読んでなく、でた順番に『螺鈿迷宮』→『ジェネラル・ルージュの凱旋』と読みましたが、時系列としては、『ジェネラル・ルージュ〜』→『螺鈿迷宮』となっており、『ジェネラル・ルージュ〜』で姫宮がなぜ病棟研修を行ったのかが、『螺鈿迷宮』を読めばわかります。
個人的には、現時点では『螺鈿迷宮』が一番完成度が高いと思います。
こちらは、全体として「読者を引き込もう」という意図がミエミエの、不要な「脚色」を感じるところが多々ありました。小説にのめりこむ要素は、小説ならではの話運びの上手さ、描写力の高さであると思っており、それを感じたのはラストの緊急治療の部分だけだったのが残念です。





