同和利権の真相〈4〉 (宝島社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #297133 / 本
- 発売日: 2006-12
- 版型: 文庫
- 317 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
同和行政の闇に光が当てられ、部落解放同盟の無法ぶり、税金食いの実態が、次々と白日の下にさらされてきた。しかし、戦後日本の負の遺産=乱脈同和行政は、まだ完全終結していない。シリーズ第4弾にあたる本書では、解放同盟が主導してきた同和・解放・人権教育の血塗られた歴史をひも解き、彼ら最後の拠り所「人権啓発事業」の闇に迫る。長編ルポ「八鹿高校事件30年目の真実」を収録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
一ノ宮 美成
’49年大分県生まれ。同志社大学文学部卒。新聞記者を経て、フリージャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
現代日本が病んでいると思う人にお勧め
被差別部落のものに対する特別待遇が暴かれ、唖然とした。住宅をただで建てたり、返還しなくてよい奨学金を支給したり、自動車免許の講習費や就職支度金をだしたり、さらに唖然とするのは、高校や大学に入学するのに特別入学させたりしていることである。これは本来なら大学に行くような知力の持ち主でない者に、大学へ行かせていることになる。かかる不正がまかり通るべきか否かを考えてみるとよい。
教育問題を中心にその真相をえぐる
同和利権の真相シリーズの第4弾。今回は悪名高い「八鹿高校事件」を中心に、小学校教師への人権侵害、京都の「同和奨学金」、福岡の同和系ゼネコン、田中長野県知事と同和団体との対立などがテーマになっている。
とくに、1974年に兵庫県八鹿町(現養父市)の八鹿高等学校で起きたいわゆる「八鹿高校事件」についてははずかしながら寡聞であったため、そのぶん衝撃が大きかった。
なぜここまでの教師への暴力が正当化できるのか全く理解できず、理不尽さが心に刺さった感じになってしまった。また、当時、この事件を起こした張本人たちに全く反省の色がなく、行政がむしろ同和側の暴力に力を貸す形になってというのは、言葉で言いあらわせないほどの衝撃であった。唯一の救いは、生徒たちが先生を救おうと一致団結したことである(この勇気も結局、行政側に阻まれる)。当事者の教師と生徒のまっすぐさには頭を垂れる以外にない。
さらに、「八鹿高校事件」以外のテーマも衝撃につぐ衝撃である。勇気を持って信念を貫いた小学校教師や知事時代にひるまず同和問題と対峙した田中康夫氏の姿勢には頭が下がる。
すでに起きてしまったことに対して私たちができるのは、それがなぜそれが起こり、なぜ防げず、なぜ増長したかを考えることだろう。そこから出発しなければ、真の意味で解決などなしえないだろう。単に反発を覚えるだけでは、いつまでもしこりが続くだけである。
本書にはそれを考えるヒントが詰まっている。今日、肥大化した同和行政が少しずつ変わろうとしているが、その肥大化には、こういった暴力の正当化があったのではないかと本書を読んで感じた。
第4弾というと前のシリーズを読んでいないとなかなか手が出ないものだろうが、本書は教育というかなり身近なテーマを中心としていて読みやすいので、全く読んでいない方も関心があれば一読をすすめたい。大事なのは怒ることではなく、これからどうすればいいかである。それを考える良い契機になるのではないだろうか。
人権という胡散臭さ
この一連のシリーズを読んでいると、とにかく無性に怒りがこみ上げてくる。部落開放同盟が完全に圧力団体になっているのだが、その暴力性たるやもう凄まじい。比喩としての暴力ではなく、法治国家で民主主義のこの日本で、警察や代議士、教育委員会も黙認の下、本当に凄惨なリンチや監禁などを行ってきたのだ。同和を批判することは本当に文字通り、命がけの行為だった。そしてそれは昔の話でなくほんの十年ちょっと前の事である。この一連のシリーズを読ませていただいてから、もう人権や差別解消と名がつくものは全て何か利権などの裏があるのではないかと勘繰ってしまうようになった。そして2009年現在、同和施策は規模こそ小さくなったもののまだ各自治体で延命されており、民主党政権になったいま、人権擁護法案も浮かび上がっている(これに関しては自民党も通そうとしていたのだが)。とにかく皆さんが一人でも多く実際にこの本を読み、その内容を一人でも多くの周囲の人に伝えてくださることを望む。




