ぼくのニューヨーク案内 (植草甚一スクラップ・ブック)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #260545 / 本
- 発売日: 2005-02-01
- 版型: 単行本
- 228 ページ
エディターレビュー
内容(「MARC」データベースより)
ニューヨークはぼくの恋人。「雑書」狩りをし、散歩をし、東京ではできない遊びをする…。カメラ片手に散歩するJ・J氏と一緒にNYを歩こう! J・J氏自らが撮影した写真も収録。78年刊の新装版。
カスタマーレビュー
イイです
出ました、スクラップブックのニューヨーク本が。
ニューヨーク本と言ってみましたが、29のコラムやエッセイが3章にわかれていて、1章めの「ニューヨークは恋人」の13のエッセイは1974年と1975年に、つまり著者がニューヨークを体験した後に書かれていますが、それ以外のものはニューヨークに行ったことがない著者が書いたニューヨークの事、になります。
ニューヨークの作家やオフ・ビロードウエイのこと、『ニューヨーカー』やホモセクシュアルのこととか、コーヒーハウスや古本屋、『ヴィレッジ・ヴォイス』なんかのあれやこれやが書かれてあるけど、半分以上がニューヨークに行ったことがない時のもので、それを念頭に入れて読むと著者の情報量のすごさにおどろいてしまいます。
ニューヨークに行くからこんな本も読んでみよう、と「参考本」のつもりで手にしましたが、読んでいるうちにそんなことはどうでもよくなり、すっかり植草ワールドにはまっていました。
今出版されている植草氏のニューヨーク本に『植草甚一コラージュ日記[ニューヨーク1974]』があって、こちらも魅力たっぷりの本です(手書きの文章とコラージュと、キーワードの解説付きっていうところ)が、わたしはこっちの『ニューヨーク案内』のほうが断然好きです。
派手さはありません。99%が活字です。ときどき著者がニューヨーク滞在中に撮ったモノクロの写真、壁に貼られた広告がやぶれているところやペンキを何度も塗られて厚くはがれている木の壁などが、「読んでる邪魔はしませんが、ニューヨークをビジュアルに感じてみてよ」と言っているかのように出てきてくれて、ちょっとしたインターバルになって、またそのさりげなさがいいのです。
本の大きさも薄さもなんだかちょうどよくって、ブックデザインは平野甲賀さんで、昔はこういう普通のタイプフェイスでタイトルやってたのかぁ、と感心できたり、という本です。





