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木々は八月に何をするのか―大人になっていない人たちへの七つの物語

木々は八月に何をするのか―大人になっていない人たちへの七つの物語
By レーナ クルーン

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  • Amazon.co.jp ランキング: #673513 / 本
  • 発売日: 2003-10
  • 版型: 単行本
  • 225 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
本書に収められた七つのショートストーリーは、いつ、どこで、遠くて近しいような現実が起こりうるかもしれないという可能性を秘めている。今、踏みしめている大地の内側に、果たしてもう一つの世界があるのだろうか?刻まれてゆく時間は保存できるのだろうか?何が普通で何が普通ではないのだろう?あなたは信じますか?こんな幻想的な世界の存在を!世界が注目を寄せる、現代フィンランド文学を代表する作家レーナ・クルーンの第2弾。

内容(「MARC」データベースより)
今、踏みしめている大地の内側に、果たしてもう一つの世界があるのだろうか? 何が普通で何が普通ではないのだろう? 表題作を含め7つのショートストーリーを収録。現代フィンランド文学を代表する作家の第2弾。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クルーン,レーナ
1947~。ヘルシンキ生まれ。現代フィンランド文学を代表する作家の一人。幼少時代より多くの文人や芸術家と触れ合い、大学では哲学や心理学、文学や美術史を学ぶ。教授職に任命され、大学や図書館などで講演を精力的に行いながら執筆活動を行う。数々の文学賞を受賞し、ヨーロッパ諸国を中心に海外に翻訳された作品も多い。幻想と現実を叙情的表現でつなぎながらも、明快で的確な文体を特徴とするクルーンの作風はフィンランド文学の新たなジャンルとして特異な位置を占めている。『数学的な生物たち、もしくは、分かたれた夢(Matemaattisia olioita tai jaettuja unia)』(1992年)でフィンランディア賞受賞

末延 弘子
文学修士。1997年東海大学北欧文学科卒、1995年トゥルク大学(フィンランド語・文化コース)を経て、1997年よりフィンランド政府給費留学生としてタンペレ大学人文学部文芸学科に留学。フィンランド文学を専攻し、2000年に修士課程を修了。2002年、フィンランド文学情報センター(FILI)および国際交換留学センター(CIMO)共催による国際翻訳家セミナーに参加。2002年12月より半年間、フィンランド文学情報センターに翻訳研修給付生として勤務する。フィンランド文学協会(SKS)正会員。現在、翻訳、通訳、執筆を手がけるほか、都内各所でフィンランド語講師をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

北欧らしい幻想的なファンタジー4
嬉しくなると空に浮かんでしまう少女
植物のこどもたち
恐怖の遊園地を運営する人々
未確認生物を探し続ける生物学者

この短編小説にでてくる人たちは、みないっぷう変わっています。
それが優しいときもあれば、恐ろしいときもあり
理解できないときもあれば、理解したいときもあります。

レーナ・クルーンは現代フィンランドを代表する作家で

この本はそんな彼女の最新作です。

タイトルでもわかるようにレイ・ブラッドベリのテイストを感じる作品が多く
「秘密の珈琲 葦の物語」では萩尾望都を彷彿とさせる話も出てきます。
北欧ならではの不思議な静寂感が漂う話たちを楽しめると思います。

ちなみに珈琲に砂糖をいれてもブラックというのを、この本で初めて知りました。

大人のための児童書4
大人は子どもを知らないと言ったのは、ルソーさんでしたか。
今も昔も ――とりあえず近代の始まりからこっちはずっと――
子どもへの接し方というものは、難しくも大切な問題としてあるようです。
そういった観点から、この本を、
ちょっと背筋を伸ばして読んでみるのも良いかも知れません。

悪いことをした子どもには「お仕置き」が必要です。
でも、頭ごなしに怒鳴りつけるのは「お仕置き」ですか?
この短編集の表題作では、もっと素敵な「お仕置き」を読むことが出来ます。

誰だって、大人にならなきゃいけないんです。
空想を見限って、当たり前の世界世間に身を投じなければならない。
でも、私たちが子どもだったのも確かなこと。「未確認生物学者とその生物たち」は、
子どもであることから大人であることへの、鮮やかな成長を描いた作品です。
見守る側の人間の視点で書かれてますから、最後はちょっと寂しい感じもしますけど……
それに、子どもらしさを残した大人って、本当に受け入れてもらえるのでしょうか?
それは、大人びた子どもを受けいれてあげられますか、という問いにもつながるでしょう。
さて。あなたはこの生物学者を、笑うことなく受け入れてあげられますか?

他5編。親子で読めば、それぞれ全く違う意味で、深い感動を得られることでしょう。