日はまた昇る 日本のこれからの15年
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #179315 / 本
- 発売日: 2006-01-31
- 版型: 単行本
- 160 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
英『エコノミスト』誌編集長による待望の「日本復活宣言」。
著者は90年のベストセラー『日はまた沈む』でバブル崩壊を見事に予測した。以来15年間、日本は低迷を続けたが、著者はこの間に日本がゆっくりと、確実に変わったと指摘する。債務と生産能力と雇用における三つの過剰が解消し、制度改革は経済を効率化した。そして正規雇用と所得の回復も見えはじめている。ようやく「日は再び昇りはじめた」。さらに競争と効率化と生産性上昇を促せれば、少子高齢化社会でも年3パーセントの成長が可能だろう、日本という国は歩みの遅い着実なカメであり、足は速いが不安定なウサギである中国に将来的には勝つだろうと予測している。
昨年より株価が上向き、景気回復が言われるが、まだ半信半疑という人も多い。本書はいま日本人が最も読みたい一冊であり、東アジア情勢の展望、政治の変化と靖国問題も論じられ、読みごたえがある。
内容(「BOOK」データベースより)
ゆっくり着実に歩むカメ(日本)が、足の速いウサギ(中国)に勝つ!『日はまた沈む』の著者がついに日本復活を宣言。東アジア情勢、靖国問題をも論じる待望の書。
内容(「MARC」データベースより)
「日はまた沈む」の著者が、過去15年の着実な変化に注目し、東アジア情勢、靖国問題を踏まえて、今、日本の確かな復活を宣言する。ゆっくり着実に歩むカメ(日本)が、足の速いウサギ(中国)に勝つ!
カスタマーレビュー
現状追認??
エモット氏の’90年の著書「日はまた沈む」を読んだのはちょうどわたしが就職活動をしていたころ。振り返ってみるともうバブルはその頃はじけていたわけですけど、エモット氏が言うように日本経済がこれから下り坂なんて全く信じられなかった。ユーフォリアから覚めていなかった・・・
あれから15年、本書のエモット氏の主張、スイスイスラスラ読んで全部納得。というか、去年9月の選挙以降、構造改革急進展・日本経済の本格回復は衆目の一致するところだったから、ある意味エモット氏の主張は現状追認とも言えます。そりゃよくなりますよ、日本経済。というかもう良くなってますもん。後講釈。出版時期が1〜2年早かったらエモット氏スゴイ、となるんですけど。
ただ一点、靖国に関する氏の分析にはさすが、と唸らされました。靖国神社に対する公的支配権を政府が取り戻すこと。氏の主張、日本人として感情的には受け入れがたい部分がありますが、日本が今後アジア圏において果たす役割を考えて今のままでいいの?と理詰めで納得させられた気分。
本当に日が昇るかは我々次第
バブル崩壊を予見した「日はまた沈む」がベストセラーとなった著者です。
当時、むさぼるように読んだのを覚えています。
「日はまた沈む」がボリュームのある本だったのに比べ、本書は比較的分量の少ない薄い本です。
著者は、急成長をする中国をうさぎに、成長が鈍化した日本をカメに例えます。
イソップ物語と同じく、カメの日本がウサギの中国に勝つだろうと言うのです。
日本を歩みの鈍いカメに例えるのは、少子高齢化で人口が減少するため、かつてのような急成長は望めないという理由です。
バブル期には、不動産や株への投機に熱中していたことで、日本人のお金の使い方が間違っていた。
そのため早晩にバブルが崩壊し、日は沈むだろうと主張したと言います。
現在の日本にあっても、小泉首相の改革がスピード、方向とも、正しいわけではないし、十分でもないと主張します。
その上で、個々の日本人は長い不況の間に、多くのことを学んだし、東アジアでリーダーシップを握るのは、不可能ではないだろうと言うのです。
著者は日本と日本人に期待を込めて「日は昇る」と言っているのであり、本当に「日が昇る」ためには、我々が真剣に考え努力をすることが前提なのです。
確かに、中国は国内外にいくつもの問題を抱えているかもしれません。
しかし、日本にも解決すべき課題が多くあります。
本書を著者の日本に対するエールと受け止め、たとえ歩みは遅くとも正しい方向に進みたいものです。
状況理解の整理に役立つ一冊
バブル崩壊以来、特に小泉政権下で顕著となった、漸進的な制度改革、企業及び人々の変化について政治及び経済の多彩な例を使って説明している点で、日本国内にいて様々な情報に接していて大局を見失いがちな我々の考えを整理するのに非常に役立つ一冊であると言える。
また、過去15年に起きた変化を整理することによって、日本の将来像を予測し、また解決すべき問題点についても具体的に描写されている。特に東アジアで日本の実行可能な果たすべき役割について多くの紙面を割いており、また、将来特に重要となる中国との関係については、両国の問題点を指摘しながら建設的な提案をしている。中国とよりよい友好関係を構築するためには靖国問題を含めた日本の歴史認識の問題、さらに旧日本軍による南京大虐殺の認識問題について両国間である程度合意を形成する必要があると指摘し、これらの問題について第三者の外国人の目から見た客観的な現状分析がされており、この問題についての私自身の理解を深めることに役立った。





