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ママンへの手紙―コロンビアのジャングルに囚われて

ママンへの手紙―コロンビアのジャングルに囚われて
By イングリッド ベタンクール, ロレンソ デロア‐ベタンクール, メラニー デロア‐ベタンクール

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  • 発売日: 2009-07
  • 版型: 単行本
  • 187 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
反政府ゲリラに誘拐されたコロンビアの女性大統領候補。『手紙』は、いかにして書かれたか。国際世論を動かした人質解放運動の6年と、コロンビア政府軍による無血救助作戦成功の舞台裏。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ベタンクール,イングリッド
1961‐。コロンビアの女性政治家(フランス国籍も持つ、二児の母)。コロンビアの上院議員として、腐敗政治改革のため身の危険を顧みず闘った。2002年、大統領選に立候補中、コロンビア革命軍(FARC)によって拉致され、以後6年4ヶ月アマゾンのジャングルに人質として捕らえられていた。官民両サイドでの強力な国際的救助運動が行われ、2008年7月、救助された。解放後はフランスを拠点に、世界の苦しむ人々を助けるための「イングリッド・ベタンクール基金」を創設した

三好 信子
明治大学文学部卒業。フランス政府給費留学生として、パリ第7大学修士取得。現在フランスに居住。日仏女性資料センター(日仏女性研究学会)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

コロンビアの政治と民主化の戦いの現状の貴重な報告5
北朝鮮による拉致被害家族の発言はよく報道されるが、拉致された側の発言は政治的な理由からかあまり詳しくは報道されない。本書ではコロンビアという国においてゲリラに拉致された政治家の悲痛な叫びと拉致生活をその背景から書き起こし、「ママンへの手紙」の意味と心情を深く読者に理解できるような構成になっており、短い「ママンへの手紙」が感動的なものとなっている。戦争に明け暮れる国の貧しい富を一握りの強者が独占するという、発展途上国共通の愚かな政情を余すことなく描写している。コロンビアの政治の惨状が大国のエゴイズムとそれと結託する一部政治家の行動に基づいており、途上国の平和と平穏な生活を取り戻すことの困難さと術無きやりきれなさを伝えている。それに加えて感動的なのは、人は困難に巡り合わせた状況において何を頼りに生き続けるのかを「ママンへの手紙」が語っている点である。