そろばん (PanRolling Library)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #6804 / 本
- 発売日: 2009-01-23
- 版型: 文庫
- 256 ページ
エディターレビュー
内容紹介
相場の神様“ヤマタネ”の名著がついに、文庫復刊!!
“そろばん”には大小があり、人にはそれぞれ身に合った“そろばん”がある――
小僧時代から、栄華を極めた晩年に至るまで、己のそろばんとともに生きたヤマタネ。そして、彼のもうひとつの大切なもの、“ものさし”。他者と同じ必要はない。おのれの経験と相場観を信じ抜く。本書は、随所にヤマタネ自身の生きた言葉が溢れた自分史の集大成である。
「もうけた金には損がついて回る。貯めた金には信用がつく。」
「相場に外れた時は早く降りるのがコツである。「離」である。」
「成功のタネは必ず苦しい時に芽生え、失敗するのは有頂天になっている時に原因が生じている。」
「採算を無視して売られれば、いつかは必ず見直される――これが相場の鉄則だ。」
内容(「BOOK」データベースより)
大物相場師との熾烈な仕手戦、証券会社や美術館の設立、さらに東京穀物商品取引所の初代理事長など、多くの実績とともにこの世を去った偉大な相場師ヤマタネ。相場史上に登場する多くの大物や著名人の中で、大成功を収めたまま最期を迎えた数少ない相場師だ。まさに“相場の神様”である。本書は、昭和52年に刊行された自叙伝を、読者の要望に応え文庫復刊したものである。
著者について
1893年、群馬県生まれ。
小僧として入店した回米問屋時代より、相場を始める。後に、1923年に山崎種二商店を設立し独立。売りを強みとしていくつもの相場を制したことから、「売りの山種」と称されるようになる。その後、1944年に山崎証券を創設、東京穀物商品取引所の初代理事長を務め、さらに1966年山種美術館を設立。1983年逝去。
カスタマーレビュー
読み応えのある1冊
今や伝説となった相場師・山崎種二の自伝。
中身で面白いのはサヤに関する記述か。思惑で張ることは
あるとはいえ、現物に対するサヤを抜くというのが中心という
堅実な商売が根底にあり、それが彼の商売の礎となっていたようだ。
日経の私の履歴書が大元の原稿であるため、あまり生々しいドロドロとした
人間模様などはないが、ヤマタネの生い立ちから、その成長過程を本人の
筆致で学ぶことのできる貴重な1冊。
復刊されてよかった。
現代に通じる古き良き時代の智慧
日本経済新聞の「私の履歴書」に連載されたものを単行本化したのが本書の基になっているとのことで、きれいごとに終始した建前の相場論かと思って読み始めました。読了後の感想としては、可能な限り自分の経験を隠さずに話そうとする真摯な姿勢が素晴らしかったです。
是川銀蔵氏の自伝は建前論に終始しておられたので、厳しい評価をつけさせていただきました。しかし、本書では筆者が相場の世界で何回も失敗しながら、なぜ生き残り、成功したのかの秘密の一端が披露されます。例えば、「現物に対するヘッジ」、「サヤ取り」、「人気に対する売り」等々の珠玉の智慧は近年の「貯蓄から証券へ」という、内容のないスローガンに対する強烈なアンチテーゼとも受け取れます。ただし、このあたりの記述を読みこなすには商品相場の知識が必要で、何も知らない読者にはぼんやりとした理解しか残らず、筆者が激動の時代を生き抜いてきたという逞しさの面だけが印象づけられることを懸念します(高等教育を受けることが出来ない境遇であったと嘆いておられますが、書名でもある「そろばん」は筆者の誇りでもあるのでしょう)。
東京海上株の売りについて、1回しか行っていないという表現でしたが、主要株主になるほどの現物を持ちながら株価の下降局面では何回も売りを仕掛けて、最後には保有コストがマイナス(つまりいつ売っても利益が出る)にまでなったという「売りの山種」の神髄についてはぼかしておられました(この点については林輝太郎氏の著作で知りました)。本書が出版された頃の筆者の立場や関係者への配慮を考えるとこれが限界かと思いますが。
本書が対象とする時期と現在の環境は非常に似ています。激動の時期を環境のせいにせず、逞しく乗り越えられてきた先人の知恵と行動を知るにも有益な書籍でした。
売りのイメージ
基本は鞘取りにあるという部分に感銘を受けました。
鞘取りをやっている人なら何か感じるところが
あるかもしれません。
日本の歴史を振り返るという意味でも有意義でした。
僕にとっては、折をみて読み返したい本です。





