パーキスターン大地震―バケツ1杯の水からの支援
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #709596 / 本
- 発売日: 2006-12
- 版型: 単行本
- 237 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、2005年10月8日の朝に起きたパーキスターン大地震を体験し、被災者支援に走り回った約半年間をまとめた記録であり、日パ・ウェルフェアー・アソシエーションがどんな支援活動をしたのか、という報告も兼ねている。
内容(「MARC」データベースより)
2005年10月8日の朝に起きたパーキスターン大地震を体験し、被災者支援に走り回った約半年間をまとめた記録。日パ・ウェルフェアー・アソシエーションの支援活動を読み物風につづる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
督永 忠子
滋賀県生まれ。1981年、パーキスターンに移住。イスラマバード在住。日パ・ウェルフェアー・アソシエーション現地責任者、日・パ旅行社代表、日パ国際結婚コンサルタント。日・パ旅行社代表として旅行・登山・テレビ取材コーディネートの他に宿泊施設の経営、アフガニスタン難民支援、パーキスターンでのボランティア活動など東奔西走している。現在、「日パ・ウェルフェアー・アソシエーション」の現地責任者として、パーキスターン大地震の被災者支援の活動をはじめ、母子の健康管理、健康相談を行う「母子保健(栄養指導)センター」や職業訓練・識字教室を運営。著書に『オバハンからの緊急レポート』(創出版、2002年、日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞授賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
「人助けができて一人前」を心の糧として地震の避難民を支援する督永さん
イスラマバードの私が泊まっているゲストハウスの本棚にこの本はあった。督永さんが二冊までは本を出したことは知っていたが、この本のことは知らなかったのでさっそく読んでみた。
これは2005年10月に発生したパキスタン・大地震の被害者に対する督永チームの支援活動の記録である。本人もこの本の中で言っているように、誰に頼まれたのでもないが自分の父親が言った、「人助けができるようになって一人前」を心の糧としてただひたすらに被災者を支援する様子が、相変わらず元気一杯に(時々は脱線して読む者の微苦笑を誘いながら)、しかし哀愁と情緒豊かな人間味を込めて描かれている。避難民の子供たちを連れて公園へ遠足に行ったときの記述や、春になって避難民が地元の山岳地帯に戻るとき、「ジャパニーズ、ジンダバード(日本人万歳)」と感謝の言葉を叫びながら去って行くときの描写には思わず涙が出た。
中でも感心したのは、誰の力も借りずに自分たちだけの構想でイスラマバードに難民支援のキャンプを作ってそれを完璧な管理の下で運営したことである。少人数の避難民だったからできたこと、と本人は謙遜するが、それはそうだったとしても、よいと思えば実施するその「行動力」と「意志の強さ」と「機を見るに敏な頭の回転の速さ」には心底感心し、一社会人として見習うものがある。
この難民キャンプの成功は、しっかり者のケイコさんを初め各々のスタッフによる避難民に対する細かな心配りがあってこそのものではあるが、なんと言っても督永さんのぶれない方針と強い指導力のなせる業だと思う。一方、その支援活動で留守になった仕事を陰で支えてくれている息子・ツヨシや、娘・アコちゃん(女医)などとの連携があってこその成功だろうと(これは本人もつくづく述懐しているが)、改めて思ったものである。
この本を読んだおかげで督永さんに会いたくなったものだ。今日当たり行ってみるか。




