大海軍を想う―その興亡と遺産 (光人社NF文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #299769 / 本
- 発売日: 2002-03
- 版型: 文庫
- 542 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
敗戦の焼土と復興の槌音の中に大いなる感動を走らせた『連合艦隊の最後』に続く白眉の伊藤戦史。日本海軍に日本民族の誇りを見る著者がその興隆に感銘を憶え、滅びの後に汲みとられた貴重なる遺産を後世に伝える不朽の名著。鎮魂の思いと共に“大いに興るもの”への憧憬と清冽な精神の在り方を啓蒙する感動の代表作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伊藤 正徳
明治22年、茨城県水戸市に生まれる。大正2年、慶応大学理財科を卒業。時事新報社に入社する。昭和3年、編集局長となる。その後、中部日本新聞主筆、共同通信社理事長、日本新聞協会理事長、時事新報社社長、産経時事主幹、産経新聞顧問等を歴任する。第一級の海軍記者として活躍。昭和37年4月21日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
日本海軍史の中でもとても読みやすい
先のレビュワーのなぞりがきになってしまうが、良識ある、公平な目で日本海軍の生い立ちから滅亡までがよくまとめられている。とかく「軍人が戦争をひきおこし、今の日本を滅亡にまで追いこんでしまった」との意見も巷ではよくきくが、一方では(やはり先のレビュワーもいうとおり)この海軍があったからこそ、今の日本もあったのではないかと感じる。とにかく創立いらい国の独立を守るために一所懸命だったことには相違ない。
そう思うとき、遠いことのようにしか感じていなかったが、日本人が日本のために戦った軍人の慰霊をするのは当然ではないかとも思えた。
ちなみに日清、日露戦争における戦史、海軍発展における英米からうけた支援、軍縮から太平洋戦争に突入するまでの資料としても十分に読み応えがある。
船と海戦を知る人の筆
昔読んだときは、古めかしい調子で書かれているように感じた。
読み直してみると、そんなことはない。
たとえば日清戦争の記述など、意外に要領を得て、ある程度詳細だ。
坂の上の雲などと比べてみても、必要な知識が充分に語られており、しかも船と海戦を良く知る人の、的確な視点が光る。
清国の横陣に対して、縦陣で攻める日本艦隊。
主力の比叡・扶桑は鈍足のため追いつけず、やむなく敵中を分断突破したというあたり、あたかもネルソンの時代のような戦いぶりだ。それでも沈まなかったところをみると、的確な判断だったのだろう。
そうした細部にまで目が届き、この海戦の勘所に迫る手がかりが随所に見られる。
やはり著者は、大海軍記者であったのだと深く感心した。
日本海軍を知る最高の傑作
先の大戦で消滅した帝国海軍の誕生からのそののそ消滅まで事実と筆者の良識ある見解により忠実に表現さています。
大戦以後、戦争放棄の大原則のもと生活しているが、帝国海軍があったからこそ現在の日本があるのかと考えさせられる一冊。


