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秘密のファイル(下) CIAの対日工作

秘密のファイル(下) CIAの対日工作
By 春名 幹男

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  • 発売日: 2000-03
  • 版型: 単行本
  • 464 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
鬼畜米英から親米へ。これまでの日米関係の深層裏面史を掘り起こし、疑問と疑惑を鮮やかに解き明かす。

内容(「BOOK」データベースより)
標的・日本を抱き込め!張りめぐらされた情報網、激烈なスパイ活動の実態を初めて描き出す。

内容(「MARC」データベースより)
日本軍による真珠湾攻撃の前夜から現在に到るまで、その裏側で何があったのか、日米関係の深層を掘り起こす。張りめぐらされた情報網、激烈なスパイ活動の実態などを初めて描き出す衝撃の日米裏面史。


カスタマーレビュー

日米関係の裏面史を照射5
 
 文庫本とはいえ、上下巻併せて1000ページ以上にわたって、半世紀に及ぶCIA(中央情報局)等を中心としたアメリカの対日工作の軌跡を丹念に追求した労作であり、第一級の歴史的価値があると考える。
 著者の春名幹男氏は、共同通信記者としての在米経験を生かし、延べ「10年かけて、米国立公文書館などで大量の秘密文書を発掘し、関係者を探し出して、貴重な証言を得」(あとがき)てきており、新たな事実の発見も少なくない。

 これからも、「米政府の公然の外交活動は、秘密工作によって補強されなければならない」(1948年、NSC(国家安全保障会議)10/2号文書)というアメリカのスタンスは、基本的に変化しないであろう。
 1994年以降の「年次改革要望書」などで象徴されるように、アメリカは日本に対して露骨ともいえる“内政干渉”を行ってきているが、これらとともに、対日秘密工作を追跡・検証する地道な作業を今後とも欠かすことは出来ないと思われる。

小鳥を懐かせるには羽根を切り落とせ5
国家間には真の友情など存在しない。
大国は小国を影響下に置こうとし、小国は大国の影響を利用しようとする。
極めて厳格なリアリズムが支配する世界である。
日本のある外交当事者が語った言葉です。
しかしこのような現実から目を背けている人が日本にはあまりにも多い。

アメリカの同盟者である日本とて、アメリカはその友情を信じているわけではない。
韓非子の言葉に「小鳥を手懐けるには小鳥の下の羽根を切ればよい」とある。
羽を切ってしまえば小鳥は逃げる事はできないし、餌を主人から貰わなければならないので懐くようになるからだ。
アメリカの外交は表向きは友情を語りながら、裏側で日本の羽根を切り続けた事実が本書で語られていると言ってよいでしょう。
冷戦時代のアメリカの外交政策の中心は、日本を反共の砦とすることだった。
しかし日本が国際的な影響力を持つ事を望んでいたわけではない、どこまでも日本が自分に従い懐かざろう得ない状況を作ることを目的としてきました。

本書は上巻では太平洋戦争開戦からニクソン政権時代までの対日工作が記されていますが
この下巻ではニクソン政権時代から小泉政権初期までの対日工作について言及があります
特に田中政権時代の日中接近の際のアメリカの工作活動や岸政権時代の安保改正の裏側などが重点が置かれ記されています。
ぜひ、本書で国際社会もっとも重要な部分を、外交の裏側で一端なりとも知ってください