スノードーム
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #44987 / 本
- 発売日: 2005-01
- 版型: 単行本
- 423 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
ある日、若い科学者クリストファーが姿を消した。彼は、ひたすら「光の減速器」の研究を続ける、ちょっと変わった青年だった。失踪の際、彼は同僚のチャーリーにある原稿を残した。そこには、不思議な物語が綴られていた。彼が残した物語は、真実か、それともまったくの空想か。
内容(「MARC」データベースより)
ある日、若い科学者クリストファーが姿を消した。彼はひたすら「光の減速器」の研究を続ける、ちょっと変わった青年だった。失踪の際、彼は同僚のチャーリーにある原稿を残した。そこには、不思議な物語が綴られていた…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
シアラー,アレックス
イギリスの作家。1949年生まれ。30以上の仕事を経験したが、29歳のときに書いたテレビのシナリオが売れて作家活動に専念。14年間ほどテレビ、映画、舞台、ラジオ劇の脚本などを書いた後、小説を書こうと決心する。処女作は“The Dream Maker”。イギリスのサマセット州に家族と在住
石田 文子
大阪府出身。京都府在住。大阪大学人間科学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
原題より邦題のほうがいいと思う
途中からは時間がたつのを完全に忘れました。最後のページまできて「ほ〜っ」とため息。面白すぎる。
これまで読んできたシアラーの作品は「大人も読めるジュニア向小説」だったけど、これは「ジュニアも読める大人向小説」かもしれません。ひとりの人間の心にとんでもなく邪悪でねじれたものと、それとは対照的に純粋で善な部分があることを理解できる年齢以上というか。
愛を計るのは動機か?行いか?
若き天才科学者クリストファーがある日忽然と姿を消した。
彼の同僚であるチャーリーは、クリスのデスクから
自分にあてた手紙とタイトルのない奇妙な小説の原稿を発見する。
それはクリスがまだ子供だった頃の話。
彼が家族とどのようにして生き別れたのか、
ひとりぼっちになった彼をひきとって育てた異形の芸術家との不自由のない生活。
そして明らかになる全ての真相。
ある「恐ろしい行い」は、崇高な目的からでも、直接的な欲望からでも
同じようになされうるのだという事実は、人にとって救いなのか、それとも呪いなのか?
純愛ブームに下克上!な、深い深い、愛についての物語。
私は異形の芸術家/エックマン氏が気の毒でならなかった。いきさつはあるにせよ、クリスとひきとって裕福な暮らしをさせて、与えられるおよそすべてのもの、もちろん愛や献身も含めてあらゆるものを差し出してきたっていうのに。人の価値というのは、行いよりもその動機が問われるものなのかしら?つまり・・・税金対策のための寄付でも、そのお金で掬われる命はあるわけで。っていうと、またたとえがヘンだけど。
雪の降らないスノードーム
原題は『The Speed of the Dark』。
闇と雪ではまったくイメージが違いますよね。
でも、この邦題、SFチックな原題よりずっといいと思います。
青年科学者の謎の失踪。彼が残したスノードームと原稿。
その原稿を紹介する形での話中話は、それ自体がドームの中を
覗き見ているような感じです。
おとぎ話のような語りで繰り広げられる不思議な世界と、そこに
描き出された心のヒダに、すっかり魅了されてしまいました。
青年が持っていたスノードームには雪は降らないけれど、読後に
音もなく切なく降る見えない雪を感じます。
いつまでも読んでいたい、もう一度はじめから読もうか、そんな
気持ちになります。
久しぶりに「★5つ!」と即決できた作品でした。





