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衰退を克服したアメリカ中小都市のまちづくり

衰退を克服したアメリカ中小都市のまちづくり
By 服部 圭郎

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  • 発売日: 2007-12
  • 版型: 単行本
  • 207 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
モータリゼーションによる生活圏の広域化、グローバリゼーションによる画一化により日本の中小都市はいま危機的状況にある。同様の課題を抱えながらも、将来ビジョンをもって市民が主体的に関わることで、小さいながらも質の高い生活環境を実現したアメリカの5つの事例から、地域独自の生活の質を実現する都市戦略を学ぶ。

内容(「BOOK」データベースより)
地方都市も元気になれる!デービス、チャールストン、バーリントン、ボルダー、チャタヌーガ、5つの都市に学ぶ。生活の質を優先する市民の意志により、明確な将来像を持って実践したヒューマンでコンパクトな都市デザイン。

著者について
1963年東京都生まれ。1988年東京大学工学部卒業。
1996年カリフォルニア大学バークレイ校環境デザイン学部大学院修士課程修了。専門は都市・地方計画、都市デザイン、フィールド・スタディ。現在、明治学院大学准教授。
2003年都市シンクタンク「ハビタット・デザイン研究所」設立。人間の生息空間である都市環境を向上するための方法論を研究している。
主な著書に『人間都市クリチバ』(学芸出版社、2004)、『サステイナブルな未来をデザインする知恵』(鹿島出版会、2006)、『脱ファスト風土宣言』(共著、洋泉社、2006)など。


カスタマーレビュー

衰退都市のための起爆剤5
 本書はモータリゼーションや郊外のショッピングセンター、産業の停滞などによる衰退を克服したアメリカの中小都市の事例を紹介するものです。
 本書ではアメリカの類型の大きく異なる五つの都市−大学都市もあれば、観光都市もあり、産業都市もあれば農業都市もある−の事例を紹介します。これらの都市は人口規模も違い、都市再生のきっかけもプロセスも大きく異なっています。なので都市の再生を考える上で多様なアイディアを得ることができます。
 また、本書の最後では著者によるまとめと日本の都市における展望が提案されています。都市再生の多様性にも、市民の力や将来構想、市場メカニズムの規制やデザインの重要性などの一定の共通性があり、それらのポイントを押さえることでアメリカとは幾分か状況の異なる日本での考察の足がかりとなります。
 豊富な写真や図表も内容に劣らず素晴らしいものです。目で見る美しく活気のある街の姿は、「衰退を克服した」というキャッチコピーを説得力のあるものにしています。何より、見ていて楽しく、分かりやすく、これから私たちが展望する新しい都市のイメージが描きやすくなります。衰退して疲弊している日本の中小都市をどうにかしたいと思っている人には必読の書です。

個性溢れる街づくりを日本でも5
最近、日本の地方都市は元気がないということを聞く。
シャッター商店街、荒れる子どもたち、、、
この本を読んで、日本の街が衰退してしまったとすれば、その原因は横並び意識にあったのではないかと思った。
かつて銀行が護送船団方式で、沈没してしまったのと同じ構造である。
今、銀行は規制の中で、いかに個性を発揮しようかと模索している。
中小都市も、行政がやる気を出せば、個性を発揮することは不可能ではない。
いや、行政まかせではいけない。市民が立ち上がらなければ。
実際、各方面で、NPOなどを組織し、街を活性化しようという努力があると聞く。
この本は、そうした活動に対して、一つのモデル指針となるものではないだろうか。
著者の今後の活動にも期待したい。