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市民参加と合意形成―都市と環境の計画づくり

市民参加と合意形成―都市と環境の計画づくり
By 原科 幸彦

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  • Amazon.co.jp ランキング: #182752 / 本
  • 発売日: 2005-09
  • 版型: 単行本
  • 255 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
環境計画、都市計画、公共事業における意思決定に、市民参加をいかに反映するか。幅広く創造的な意見を求める情報交流の場と、関係団体代表や公募市民による意思形成の場をいかに設計し,意思決定に反映させるか。そして仮に行政がその合意を覆す場合、どのように説明責任を果たすべきか。実効性ある参加の保証のための提案。

内容(「BOOK」データベースより)
「参加」が目標の時代は終わった。実効性ある市民参加とは、意思決定への反映!「意味ある応答」を保証するための、「自由討議の場」「アドホックな代表者による合意形成の枠組」「アウトリーチ」「計画の推進」「評価」「議会との関係」など幅広く検証し、あるべき改革の方向を示す。

内容(「MARC」データベースより)
「参加」が目標の時代は終わった。実効性ある市民参加とは、意思決定への反映! 「意味ある応答」を保証するための、「自由討議の場」「計画の推進」「評価」など幅広く検証し、あるべき改革の方向を示す。


カスタマーレビュー

多様な組織の研究者が一堂に会した労作5
市民参加に関する本はかなり出ていますが、私が読んだ『新説・市民参加』や『地域政策と市民参加』に比べると、本書はより具体的で実践的な内容に仕上がっており、執筆陣も多彩です。

市民参加の意義と方向性を整理した上で具体的な事例研究を紹介する、というのが各章共通の構成になっています。ですから、興味のある分野だけ読まれてもよいと思います。

本書の特色としては、アウトリーチ、つまり、参加して欲しい対象にいかに興味を持ってもらい、参加にこぎつけるかという試みを多く紹介していることです。市民参加は、よほど関心を呼ぶ課題でなければ参加は低調で反応も弱く、これが行政を市民参加に消極的にさせる要因となっています。
そこで、自治体によってはインターネットを利用した電子会議や掲示板を設置したり、行政職員自らチラシを配ったりブースを出したり、または新聞やメディアに広報を依頼して都市計画などへの参加を呼びかける試みが紹介されていました。
紹介されているケースでは一定の成果は上がったものの、他に仕事や家庭を抱える市民に、継続して行政に携わってもらうのは、双方共にかなりのエネルギーを必要とするようです。行政は、普段から情報を公開し、参加を保証し、市民の疑問や批判に真摯に応えることが必要不可欠です。同時に市民の側も、ただ行政の怠慢を批判して要求するだけではなく、情報を自ら集め、行政の立場も理解して建設的な議論を行うことが求められます。

都市計画法、環境影響評価法、行政手続法など、国政レベルでも市民参加の機会を保障する措置が始められています。先行している自治体から浮かび上がった課題をくみ上げ、全国に波及させる取組が求められています。

というわけで、非常に勉強になりました。文句なしで星5つです。

住民参加5
公共事業やマスタープランづくりなど、市民参加・住民参加が重要なキーを握る場面が増えてきました。一口に「参加型」といっても「参加のレベル」やどの時期から参加するかなど、「参加」はまさに多様です。

環境アセスメント学会でこの本の存在を知りましたが、公共政策における「参加」と「合意形成」について勉強しようという学生や合意形成プロセスのステークホルダーの皆さん(地方自治体や市民のみなさんなど)様々な皆さんが、多様な価値観のもと、どう「参加」し合意していくのか考えるのに役に立つのではないでしょうか。