働く過剰 大人のための若者読本 日本の〈現代〉12
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #75556 / 本
- 発売日: 2005-10-25
- 版型: 単行本
- 288 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
若者と労働をめぐる言説は多い。「ニート」「即戦力」「コミュニケーション能力」「自己実現」「過重労働」……。▼しかし、それは責任を放棄した大人が作り出したプレッシャーではないのだろうか。いわれなき圧迫に翻弄される若者たち。その背後には日本社会の階層化も忍び寄っている。
「働くことに疲弊する若者」と「働けない自分に絶望する若者」を、理解不能な存在、単なる社会的弱者として排除することなく、大人たちが個人として、社会として彼(彼女)らの就業と自立のためにできることとは何か。
企業の本音、支援現場の声、そして豊富な最新データを総合した本音の革新的論考。「ニート論」の火付け役にして労働経済学の第一人者による「現代若者論」の集大成。
内容(「BOOK」データベースより)
個性重視、自己実現、対人能力への偏重が若者たちを追いつめる。現代仕事論の核心に迫る。
内容(「MARC」データベースより)
個性重視、自己実現、対人能力への偏重が、若者たちを追いつめる…。大人が若者を排除することなく、若者の就業と自立のためにすべきことは何か。データ結果を紹介し、若手の人材育成に取り組む企業や若者支援活動から学ぶ。
カスタマーレビュー
すべての大人、読むべし!
★かつて若者だったすべての大人に読んで欲しい。そんな一冊だ。★本書は、近年、フリーター・ニート問題に精力的に取り組む著者(玄田氏)が大人向けに書いた「若者仕事論」。その心は、社会が若者に与えている過剰なプレッシャーへの警鐘にある。著者の処方は明快だ。まずは「本当のこと」(世の中に出てウロウロすればなんとかなること等々)を若者にはっきりと伝えることだという。★社会に出たことのある大人なら、世の中に流布されている情報がただの理想論(ないものねだり)や宣伝にすぎないことを経験的に知っている。また、かつて若者だった大人なら、若者が「過剰さ」のなかで何に苦しんでいるかも理解できる。解るからこそ、本書は、この問題で大人ができることは何かを考えさせる。★本書は、社会生活の中で、大人が若者に「伝えること」という行為自体が意味のあることだと示唆している。本書は世の大人に行動を求める。そんな一冊なのである。
経営者、人事こそ読むべきだと思う
大学先生には珍しくテレビでも分かりやすい話をする人だと思っていたが、やはり本も分かりやすかった。厚めの本だが通勤途上でもよめてしまう内容だ。若者にも良いかもしれないが、こういう日本の労働の世界をよく分かっている学者の本を経営者や、人事が読んでくれないと、日本の職場は変わらない。働く現場をマクロの見地で仕組みを変えないといつしか事件、事故までにつながってしまう恐ろしい世の中だと思う。労働の現場を見直す秀逸の一冊だと思った。
若者の「こころ」に焦点を当てる
同じシリーズから著書を出しており、たびたび比較される本田由紀氏が、あくまでも労働の「環境」面に焦点を当て、学校での職業教育などの環境整備を重視するのに対し、玄田氏は一貫して若者の「こころ」に焦点を当てる。たぶん、こちらの方が耳障りがよいのであろうし、実際の政策も今では玄田氏の側の方策が幅を利かせているように思える。
もちろん、昨今の若年者の労働環境の悪化を「こころ」の問題のみに帰すのは本田氏の言うように危険ではあろうが、ともあれこういう提言で救われる若者が少なからずいるであろうこともまた事実であろう。要は、どっちも必要なんだと思う。





