モーツァルトの子守歌 (三番館シリーズ)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #1130841 / 本
- 発売日: 1992-12
- 版型: 単行本
- 261 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
バー・三番館は電通通りに面したビルの最上階にある―。「今夜はバーテンさんの絵解きがあるんですよ」ここのバーテンはズバ抜けた推理の持主なのだ。良質の本格ミステリー7作収録。連作本格推理最新作。
カスタマーレビュー
謎のバーテン探偵
よくある私立探偵ものの短編集かと思いきや・・・
この探偵たるや、とんでもないへっぽこ(笑)で、自分の仕事なのにいつも銀座のバー「三番館」のバーテンに相談してしまうのである。するとこのバーテン、話を聞くといとも簡単に謎を解き明かしてしまう。
「バイオレット・フィズを10杯」
これが、バーテンとの、解いて欲しい謎のある時の合図である(探偵なのにこんな合図するなよ(笑))
そして、謎が解ければ探偵は、バーテンの作ったギムレットで乾杯。いい商売である。
語り手の探偵もふと述べているが、一番の謎はこのバーテン。名前も素性も、思えば何も知らないのであった。ただただ一度聞いただけで何もかも分かってしまう彼は一体何者なのだろう。
この探偵のへっぽこ+だらしな+赤裸々+仕事を選べない私生活、そんな探偵にいつも仕事を回してくれる、知人の太った弁護士など、レギュラー陣も謎だらけ。
一見不可能犯罪やら鉄壁のアリバイやら、悩んだ探偵が三番館に来れば全てが解ける。作者自身、エラリー・クイーンの短編集をヒントに、謎を解いてしまえばおしまい、細かい背景設定などは考えずに書けるものをということで書き始めた(あとがきより)だけあって、力を抜いて楽しめる短編集だ。
同シリーズ『クイーンの色紙』(光文社文庫)もあわせてどうぞ。

