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コミュニケーション論 (有斐閣Sシリーズ)

コミュニケーション論 (有斐閣Sシリーズ)
From 有斐閣

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  • 発売日: 1988-05
  • 版型: 単行本
  • 278 ページ

カスタマーレビュー

集団愚行(FAD)5
集団愚行(FAD)が研究の対象になっていることを知りました。
特に、ネット社会においては、顕著になっています。
集団愚行に対応するコミュニケーションにおける技術があれば、もっと幅広く紹介していただけると嬉しい。

本書の紹介4
本書は、社会学・社会心理学・言語学を中心とした、学際的なアプローチによるコミュニケーション論が展開されている。また、コミュニケーション研究というとマスコミ研究に目が向けられがちだが、問題対象を社会的コミュニケーションという広い範囲から展開されるところに特徴がある。本書がその問題対象に至ったのは、人間の意味的相互作用としてコミュニケーションを捉えることが、人間、社会、文化の解明にとって本質的であるとの認識に立ったからである。

本書は、しかし、数人の研究者の論文の寄せ集めになっており、構成・内容において偏りと不統一が見られる。その中でも、上記の問題意識に近いのは、2章の社会学者ミードの紹介と、6章の記号と意味作用の議論ではないだろうか。この辺りは、人間と人間のコミュニケーションがもつ本質的な問題を明らかにしている、と感じる。

コミュニケーション論の標準的なテキストがない時代の歴史的価値のある本4
 本書の「まえがき」の、米国がコミュニケーション研究の土台があってマスコミュニケーション研究が盛んになっているという導入部を読んで、目から鱗の気分になったことを思い出します。
 日本でコミュニケーション論の標準的なテキストがない時代にまとめられた本書、「まえがき」に書かれているようにコミュニケーション論は学際的で幅広い分野を対象にしていながら本の分量などの制約により、社会的コミュニケーションに限定し、さらに社会学、社会心理学、言語学を中心とする内容として5人の著者により分担執筆されています。
 インターネットの普及前の1988年発行で、今日の目で読むと通信技術に関する解説は旧く、インターネットのコミュニケーションに関する影響も解説されていませんが(星4はこのため)、日本のコミュニケーション研究の機運が盛り上がろうとしていた時代の重要な1冊として本書を読まれることをお勧めします。