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詳説 政治・経済研究

詳説 政治・経済研究
By 藤井 剛

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  • Amazon.co.jp ランキング: #96935 / 本
  • 発売日: 2008-04
  • 版型: 単行本
  • 475 ページ

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
著者が初任教員として着任して以来、書きためた原稿をまとめたもの。政治・経済のほとんどすべての分野・内容を、体系的・系統的に網羅。知識の幅を広げるコラムなども掲載。

内容(「BOOK」データベースより)
確かな理解を得るための政治・経済参考書の決定版。教科書の内容を全て網羅し、現在の政治・経済のシステムを掘り下げた、今までにない説得力のある解説書。さらに、知識の幅を広げるコラムなども掲載し、深い理解が得られる。


カスタマーレビュー

大学入試の政経レベルの勉強を終えた人に4
網羅性に優れ、深い知識を得ることができる。
ただ、例えば「四つの近代化」のような基本用
語の解説が乏しい点が生じている。よって、
ある程度の政経知識を身に付いているのが本書を
通読する大前提であろう。そうでない人は山川の
用語集と読み進めると読みやすいだろう。
その点を考慮して4つ星とさせていただいた。

政治・経済参考書の決定版5
科目「政治・経済」の参考書は、全出題領域を網羅するものが少なく、例え網羅していたとしても、標準的で、センター試験や上位校で出題される内容に関しては説明が不足してたり、逆に特定分野に関しての内容が深すぎて、受験生には不必要なものまで掲載されているなど、問題が多かった。
ゆえに、上位校受験者は、教科書に加えて、資料集、参考書、さらには公務員試験の参考書にまで手を伸ばす羽目に陥り、表向きは容易に見えて、本当は高校生に対して負担の大きい受験科目化していた。

このような現状において、本書は、網羅的かつ参考資料も豊富で、さらには説明も丁寧であり、現時点における決定版とも言える内容で構成されている。高校教員としての経験と力量が遺憾なく発揮されている本書は、まさにかゆいところに手が届く参考書として、高校生がつまずきやすいところや、わかりにくいところ、大切なところへのフォローも十分である。

難点があるとすれば、本書に対応した学習ノートや問題集、用語集が準備されていないこと(山川出版社の政経用語集を片手に本書を読みこなすのは、難しい。清水書院など他社をお勧めする)である。もっとも、これこそ著者自身の愛の鞭ととらえ、受験生自身が自ら本書から学ぶべきである。それこそ、合格への王道であり、近道だろう。

辛口評価3
本書を山川出版社から出版されている同シリーズの詳説日本史・世界史研究と比べると見劣りしてしまうかもしれない。出版されて日が浅いせいかまだ完成度は低く思える。
まず、読者のターゲットが狭い。
本書は参考書と言うよりもむしろ教養書である。仮に受験参考書として見た時、基礎的な説明が欠けてる割に知識量が膨大である点受験として使うには不向きである。早慶や国公立二次で使う応用部分(難問奇問)の知識の殆どが載っているであろうが、他の教科に割く時間などの効率を考えるとスマートではないし、他の詳説シリーズのような受験生でも使える教養書とは言えない。教養の土台を身につけたい大学生、新卒社会人辺りが読むのが適当だろう。
次に、内容の偏りが上げられる。
基礎が少ないという偏りもあるが、所々著者の興味関心に重点が置かれているのではないかと思えるような資料の掲載や、片方の意見しか書かれていないなど中立的でない部分がある。思想は左寄りである。例えば本書に掲載されている青法協事件の概要と判例を、法律のスペシャリストといえる司法試験合格者の内何名が知っているだろうか?有名どころの従軍云々の話や戦後保障も外交的な部分が多々あるので、よりいっそう事実の確認と客観性が求められる。「〜する必要がある」や「〜すべき」と言う表現や論点の持っていき方は控えるべきではないだろうか。
一個人の感想に過ぎないが、全体像を見ると、まるで“ 新聞の切抜きを一冊の本にまとめた ”ような印象を受けた。知識量はあるが何か一貫性に欠ける、そんな感じがした。
上記の理由から☆の評価は3つにさせてもらった。
本書が更なる研鑽によって他の詳説シリーズに劣らないほどの良書となることを願っている。