S/Z―バルザック『サラジーヌ』の構造分析
|
| 価格: | ¥ 6,090 1500円以上は送料無料 詳細 |
発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #486148 / 本
- 発売日: 1973-09
- 版型: 単行本
- 316 ページ
カスタマーレビュー
実際の作品に即した具体性ある批評!
この作品は、バルザックの中編小説「サラジーヌ」を分析したものです。
ロラン・バルトは、「零度のエクリチュール」「テクストの快楽」など様々な著作の中で
文芸批評の理論を打ち出していますが、「S/Z」を読むと、バルトの理論が具体的な作品を前にして、どのように展開するのかかが分かります。
この本には、バルザックの「サラジーヌ」も納められており、小説を読みながらバルトの分析を読んでいくことが出来ます。
バルトが具体的にどのうような分析をするかというと、バルトは小説を一つ一つの文章ごとに
分解し、一つの単位としての文章が作品全体の中でどのような位置づけになり、どのような意味を持つのか、ということを細かく分析していきます。また、その中で、バルトの言うテキストの複数性、ということも明らかにされていきます。
私事ですが、バルトの「零度のエクリチュール」「テクストの快楽」などを読んでも、あまり印象に残らなかったのですが、「S/Z」では小説を分析しているため、バルトの主張が良く伝わってきました。また短い小説であっても、作者が作品を作る際には、非常に細かい所まで考えている、また作者が苦心した跡を読者に悟らせない作品が良い作品なのだな、ということを感じました。
バルトを理解するためには必須の書物だと思います。




