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西尾幹二の思想と行動〈3〉論争の精神

西尾幹二の思想と行動〈3〉論争の精神
By 西尾 幹二

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  • Amazon.co.jp ランキング: #774695 / 本
  • 発売日: 2000-12
  • 版型: 単行本
  • 541 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
著作集全3巻、堂々完結。渾身の人生論、300枚一挙初収録!
大ベストセラー『国民の歴史』の著者・西尾幹二氏の、著作集全3巻がいよいよ完結します。『西尾幹二の思想と行動』は、決して過去を振り返る類の、単なる著作集ではありません。あくまで現代の読者に向けて未来を問う「今」を志向する書として、ひとりでも多くの人たちに読んでほしいシリーズです。第3巻には、著者渾身の人生論「人生に関する八つの考察」を300枚一挙初収録。その他、著名人に対して行なわれた過激な攻撃論文や、独自の教育論、オウムやマルクス主義に関する考察など、盛りだくさんの内容で著者の言論活動の軌跡を追います。

内容(「BOOK」データベースより)
怒り、虚栄、孤独、退屈、羞恥、嘘、死、そして宿命…著者が語る苛烈な人生論。「人生に関する八つの考察」を単行本初収録!冷戦終結後の情勢の変化に気づかない怠惰な精神を斬る、著作集完結篇。

内容(「MARC」データベースより)
怒り、虚栄、孤独、退屈、羞恥、嘘、死、そして宿命…。「人生に関する八つの考察」を単行本初収録。冷戦終結後の情勢の変化に気づかない怠惰な精神を斬る、著作集完結編。


カスタマーレビュー

生粋の論争する文士5
 西尾幹二からドイツ文学を取っても多分一人の思想家として成立する。本書の副題にある「論争」にしてもシュミット元西独首相、ノーベル文学賞作家グラス、ヴァイツゼッカー元独大統領等に当てられてはいるが、実際に実のある論争が闘われたかは疑わしいもので、山崎正和や梅原猛への悪口は言いたそうだったとしても噛み合ったと言えば西部邁とのそれくらいのものだ(『思想の出現』「論争する精神」東洋経済・参照)。
 西部邁と西尾幹二は福田恆存を師とする同じ保守思想家であるとは言えるが、ウィキでも紹介されていたように論争後には早袂を分かって犬猿の仲なのは周知。ところが、西尾と西部の何処が一致しないか、何故一致しないかは傍目には不可解である。
 92年に一回きり電話した時も、「西部先生にも電話しましたが居ませんでした」と私が言ったものにまるで友人に悩みでも打ち明けるように「西部さんとは会っていない(合っていない?)んだ」と半ば淋しそうにそう言っておられた。
 日録ブログで防寒コートを間違って持って行かれたのに返してくれず取りに行かされた、とまで苦々しく告白されてもいて、茫然とさせられるくらい衝撃的だった。
 出身所属学部が文学と経済で、西尾は政経を西部は文芸を無理にでも志向しカバーし論じようとする。互いに補完できるのではなく相手の分野でまで相互に火花が散る。保守という核、福田という同一の師を意識する度毎に義兄弟間の近親憎悪を誘発し高揚しようとする。どちらが真の保守継承者か?
 雑多な論壇の中では仲間に違いないが、対論すると咬み合い過ぎて細部の微妙な差異でやっていられなくなる、というのが実情なのかも知れない。