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二十面相の呪い (ポプラ文庫クラシック)

二十面相の呪い (ポプラ文庫クラシック)
By 江戸川 乱歩

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  • 発売日: 2009-11-05
  • 版型: 文庫
  • 289 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
古代研究所の博士が、世界にたった一つしかないといわれるエジプトの巻き物を手に入れた。しかし、その直後に、閉めきった研究所の一室から、ひとりの大学生が消える。密室の謎解きに乗りだす明智探偵。そして、部屋では異変が起こり始める!「黄金の虎」を同時収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
江戸川 乱歩
1894年生まれ。本名は平井太郎。1923年『二銭銅貨』でデビュー。探偵小説の第一人者として『屋根裏の散歩者』『陰獣』『蜘蛛男』などの代表作を次々と発表。1936年、初の少年向け読み物『怪人二十面相』が評判を呼び、明智小五郎と少年探偵団が活躍する「少年探偵」シリーズとして現在も読み継がれている。1965年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

懐かしき『黄金の虎』4
小学生時代、表題作よりも、併録の『黄金の虎』の方が、非常に印象に残った。
怪盗として活躍するよりも、良家の美少年をいじめて楽しむ方に情熱を傾けているかのような二十面相の姿には、もう飽きたと感じていた時に、全く違う展開の短編に接したので、それだけ印象に残ったのである。
そして、少年探偵モノを全て読んでしまい、他の同年代の推理小説ファンと同様に、江戸川乱歩編『世界短編傑作集』へと進んだ時、私は再び驚く事になった。
『黄金の虎』は、ジャック・フットレルの『十三号独房の問題』を、小林少年の活躍譚として翻案したものだったのだ!
もっとも、だからと言って『黄金の虎』への評価は、変わらなかった。

「二十面相の呪い」と「黄金の虎」の二本立て。4
このシリーズもあと三冊。今回は、「二十面相の呪い」と「黄金の虎」の二本立て。

「二十面相の呪い」は、いつもの二十面相 vs. 明智小五郎+少年探偵団、というパターン。当時、流行っていたのだろう、エジプトのミイラの呪いを織り交ぜてる。
内容はいつものとおりだけど、この話では、二十面相と明智の知恵比べが前面に押し出されているのが面白い。

「黄金の虎」は、さらに進んで、相手は二十面相ではなく、どこかの物好きな金持ちの犯罪趣味に少年探偵団が挑むという話。これは、これで面白かったけど、やっぱり二十面相が出てこないと、このシリーズは物足りない。

このくらいになるとネタ切れなのか、舞台設定等も苦し紛れな感じが否めないが、子どもの頃はそんなことを全く意識せず、単純に楽しめた。それはそれで幸せだったなぁ。