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ロマン主義のレトリック (叢書・ウニベルシタス)

ロマン主義のレトリック (叢書・ウニベルシタス)
By ポール ド・マン

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  • Amazon.co.jp ランキング: #612279 / 本
  • 発売日: 1998-05
  • 版型: 単行本
  • 463 ページ

エディターレビュー

メタローグ
現代アメリカにおける文芸批評家の最高峰による最晩年の評論集。西欧近代のロマン主義文学についての、4半世紀にわたる研究をまとめたものだ。著者を筆頭にしたイェール脱構築派の華々しさを想像する読者にとっては、ただただ面食らうしかない地味な研究書であるが、探求の深淵はむしろこの硬質な見せかけの内に秘められている。著者にとって「読む」とは、言葉そのものが持つ力に憑依されることであり、死者としてのテクストを甦らせる狂気じみた熱情であり、体系へと一般化することの拒絶である。文学から哲学まで、著者の博識にきりきりまいしながら、この「読む」ことを楽しみたい。(小林浩)
『ことし読む本いち押しガイド1999』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.

内容(「BOOK」データベースより)
ボードレール、ルソー、H.クライスト、ヘルダーリン、ワーズワス、シェリー、イェイツら18‐20世紀初頭のロマン主義・ポスト・ロマン主義文学の比喩言語としてのテクスト構造を精密に分析した、その批評理論の集大成。

内容(「MARC」データベースより)
ボードレール、ルソー、H.クライスト、ヘルダーリン、ワーズワース、シェリー、イェイツら、18~20世紀初頭のロマン主義/ポスト・ロマン主義文学の比喩言語としてのテクストの構造を精密に分析。その批評理論の集大成。


カスタマーレビュー

修辞の臨界点への旅4
1956年から、ド・マンが死ぬ83年までに書かれたロマン主義に関しての論文をあつめたものです。
もともとイェーツの学者だったド・マンが、なぜ、ロマン主義にこだわったのか?

それは、ロマン主義において(『読むことのアレゴリー』で取り扱われているルソーにはじまって)、現代にまで通じる修辞の問題がもっとも端的かつ複雑なかたちであらわれているからです。

ド・マンは、テクストが明示的に言っていることと、テクストが暗示的、構造的に意味していることの間にある絶対的な断絶を明らかにし、そうしたテクストがみせる複雑な動きは、言語が本来的にもつメカニズムに依存していることを示してみせます。

まさにテクストを触知するようなド・マンの読みは、テクストを読み、分析する際に!、常にお手本としなければならないものだと思います。

翻訳は、未確認ですが、ちょっとみた限りで、おそらくあまり信頼のおけるものではないようです(したがって星マイナス1)。
たとえば、第六章のタイトル"Shelly Disfigured"の"disfigure"という単語が、「汚損」と訳されていますが、この単語には、形象比喩が臨界点に達し解体することや、顔をなくすことといった意味が強く含まれているので、「汚損」という訳ではニュアンスをうまく伝えきれていないように思います。
ド・マンのテクストは、よほど信頼のおける訳者でない限り、やはり、原文で読むべきだと思います。

ド・マンは好きだが、この本は専門的すぎる2
ロマン主義研究にはふさわしいかもしれないが、はっきり言って読みにくい。エッセンスだけ拾って読む分にはそれなりに刺激的だが、専門的過ぎてかなり読者を選ぶ本。