ロジカルシンキング・リーディング
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #170053 / 本
- 発売日: 2009-08-26
- 版型: 単行本
- 224 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
「すぐに企画書を作成する」「明日のプレゼンに備える」なのに時間がない…そんなときにも役に立つ!コンサルタントの「本を読む技術」。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大石 哲之
株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役。1975年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。戦略グループのコンサルタントとして、会社戦略の立案、マーケティング、営業革新などのプロジェクトに携わる。その後、就職支援のベンチャー会社の起業を経て、株式会社ティンバーラインパートナーズを設立。コンサルタントへの転職ポータル「コンサルタントナビ」を運営するほか、新規事業創造領域のコンサルティングを強みとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
アウトプットになるべく近い形でインプットする努力を薦める良書
戦略コンサルタント経験者の著者による「アウトプットを意識する読書法」本。
いわゆる本を読むための本で、個人的には良書でした。☆×4.5。
内容は限られた時間の中でアウトプットできるレベルまで
インプット(読書)を行うにはどうすれば良いのか?ということが語られます。
自分が感じ取ったキーワードは「選択と集中」「スキルの身につけ方はその目的だけのためのデコボコ状態で良い」
「本は全部読まない」「多数の本を読んで理解する」あたりでしょうか。
僕が啓蒙されたのは「総花的になるな」という部分。何かを勉強したいとき、何かのスキルを身につけたいときに
僕(たち)は「全体のレベルを上げよう」と考えてしまいがちです。
けれど、そうではなく、何か選択した対象を磨くことに集中しなくてはいけない。
たしかに全体のレベルを底上げした上でレベルアップをしたスキルをアウトプットするのが理想ですが、
現実的にはそんなことはない。1つのスキルを上げるだけでも難しい。
そのことに何度も気づいていながら、同じ過ちを繰り返しがちですよね。
たとえば読書法でよく語られるのは「読みはじめる前に、まず、その本から何を得たいのか問題意識を持つ」
ということですが、本を読む過程で当初持っていた問題意識がゆらぐことに読書の面白味を感じていた自分には
なかなか腑に落ちなかったんです。
しかし、「総花的に知識・スキルを得ようとするな」という言葉とリンクすることで、ようやく腑に落ちました。
それは例えれば、自分が野球のバッティングに悩んでいたとします。
そこで一流のメジャーリーガーの打法をVTRで研究するとします。
総花的というのは、漠然と「上手い打者の打ち方」を見ること、
対して、問題意識を持った状態は「イチローのシンクロ打法はどのように行われているのか」という意識で見ること、
こういった違いといったイメージでしょうか。同じ素材でも見え方がまったく変わってくる。
アウトプットになるべく近い形でインプットする努力をするということ。その事実の重要性を理解できました。
趣味の読書であれば問題意識は必要ないが、
アウトプットにつなげるためのインプットには自分に必要なものを得るためのフィルタリングを
かけなければいけないということがやっと納得できたんですよね。
正直なところ書かれていることは当たり前のことなんですが、
この本の流れの中で読むことで個々の内容が自分の中に染み込んできたんです。
そういった意味ですごく啓蒙されましたし、これ以後、自分のビジネス書における読書は変わるでしょう。
また、同様に、本は2割程度の要素を抜き出せればOKということや、
同じテーマで一定以上の冊数を読むことで理解を深め広げること、
今さら、ことさら強調する内容ではないと思います。
けれど、「アウトプットを意識した読書法」の流れで読むことで、その意味が浮き上がるように感じられます。
そして、個人的な印象として、これを徹底していくことは「言うは易し、行うは難し」です。
最後に刺激的だったのは読書メモについて。第三者的な本の内容のまとめをしてしまいがちですが、
そのメモを再読したところで、どのように行動に移していくのか見えづらい。
また、逆に具体的なAction Planのみを書いたメモも考え方の概念が見えづらい。
筆者はそれぞれの成果物に応じたナレッジベースを作れ、と書いていますが、
僕は「自分のフィルターによって変換された本の内容=自分の行いたいアウトプットのために参考になったインプット」
のデータベースをメモとして残していこうと思っています。
単純なまとめをしている人も多いと思うので、そういった考え方は少し参考になると思います。
インプットとアウトプットの距離・時差を縮めたい人には、オススメの良書です。
ロジカルシンキングと読書の関係がわかる
著者の大石です。
今回の本、後発ですので、多くの読書術の本を読みまして、コンサルタントの視点から「欠けている」と思った次の1点にを集中的に掘り下げたものです。つまり、
・読書を仕事上の具体的成果(アウトプット)に繋げるミッシングリンクの解説
のところです。
読書の効用や、読書の方法について書かれている本は多いと思うのですが、仕事の成果に結びつけるテクニックについては、どの本も比較的あいまいでした。
コンサルタントという職業は、読書から得た知識を仕事上の成果やレポートなどに直接生かしている数少ない職種だとおもいますし、いちばんそれが上手い職種だとおもいます。
そのコンサルタントが徹底的にこだわっている「成果の生み出しかた」を読書と言うものを通して解説してあります。
読書術ではありますが、半分仕事術でもあります。
とくに多くのロジカルシンキングの図書でも解説されている
「ロジックツリー」
「仮説思考」
「PDCAサイクル」
「As is to be思考」
「空雨傘のロジック」
などのコンセプトを、読書にどうやって応用するか?そしてその結果として仕事の成果に確実に結びつける
ということに紙面をさいています。
色々と本を読んでもなかなか仕事の成果に結びつかない人にお勧めの一冊です。
「戦略系コンサルタントのロジカルシンキング・リーディング」というタイトルで、一瞬ロジカルシンキングの本かなと思うのですが、読書術の本です。
内容を一言で言うと、コンサルタントの仕事の方法とロジカルシンキングを応用した読書術といった感じでしょうか。
特に、「どのように読書をすれば効率良く仕事の成果に結びつけられるか」という点にこだわった本の読み方について書かれています。
自分は、一章の選択と集中という点が目から鱗でした。優先順位をつけるということは何となく理解していたつもりでしたが、ここまで強調されて初めて身に染みた感じです。二章や三章で書かれていることは、個別には他の本などで指摘されていることも多いように思いましたが、ロジカルシンキングと成果につなげるという軸で書かれていて、うまく筋が通っている感じがします。
コンサルタントの仕事のやり方を軸に読書術を展開させたこの方法は、現在の忙しいサラリーマンの実情によくマッチしており、とてもためになる良い本だと思います。




