エル・アレフ (平凡社ライブラリー)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #76809 / 本
- 発売日: 2005-09
- 版型: 単行本
- 261 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
ダンテ『神曲』に想を得た表題作のほか、「不死の人」「神学者」「神が書き残された言葉」などを含む、ボルヘス中期の短篇集。アルゼンチン性とヨーロッパ性が目眩く博識によって結び合わされ、円環的な時間が織りなす独自の宇宙が読者の眼前に顕れる。最良の訳者が誘う、ボルヘス的迷宮の白眉。『不死の人』新訳。
内容(「MARC」データベースより)
ダンテに想を得た表題作のほか「不死の人」などを含む、ボルヘス中期の短篇集。アルゼンチン性とヨーロッパ性が目眩く博識によって結び合わされ、円還的な時間が織りなす独自の宇宙が眼前に顕れる、ボルヘス的迷宮の白眉。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ボルヘス,ホルヘ・ルイス
1899‐1986。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに生まれる。父方の祖母がイギリス人だったことから英語とスペイン語双方を母語として幼少期を送る。少年時代、家族とともに一時ヨーロッパに移住し、そこでフランス語、ドイツ語、ラテン語を習得する。帰国後、詩人として出発するが、その後、独自の幻想性をたたえた短篇や驚異の記憶力と該博な知識に基づく特異なエッセイを発表する。博識と奇抜な着想をもとに書かれた『伝奇集』(1944)、『エル・アレフ』(1949)、『砂の本』(1975)などの短篇集、あるいは『論議』(1932)、『続・審問』(1952)などのエッセイ集は、20世紀が残した最も重要な文学遺産である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
家をつくる蜘蛛にも似て……
◆「アベンハカーン・エル・ボハリー、おのれの迷宮に死す」
ナイル河流域のとある部族の王アベルハカーン・エル・ボハリーが、
ペントリースに住みついた。
彼は一人の黒人の奴隷と、一頭のライオンを連れ、たった一つの
部屋と、長い廊下から成る迷宮のような邸で暮らすことになる。
ある日、彼はその一つしかない部屋の中で、従弟のサイドの手にかかって殺されてしまう。
四半世紀後、詩人のダンレイヴンと数学者のアンウィンが
荒廃したアベルハカーンの邸を訪れ、事件について語り合う……。
ミステリ仕立ての小品。
文中でも〈そのジャンルの古典的技法〉であるとか〈読者が守ることを
要求している確かな《約束ごと》〉といった表現が出てきていますが、
トリックとしては、ありふれたもの。
しかし、一切無駄のない、洗練された構成は実にスマートで、完成度は非常に高いです。
冒頭で、コーランの一節「家をつくる蜘蛛にも似て……」を掲げているのもおしゃれ。





