ハーン、モース、グリフィスの日本
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #1021831 / 本
- 発売日: 1999-10
- 版型: 単行本
- 477 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
極東の異国を訪れた者の眼に映ったものは一体何だったのか。明治期の日本に足跡を記した3人のアメリカ人に光をあて、その生涯と思想を対比的にとらえた画期的評伝。
内容(「MARC」データベースより)
極東の異国を訪れた者の目に映ったものは、一体何だったのか。明治期の日本に足跡を記した3人のアメリカ人に光を当て、その生涯と思想を対比的にとらえた評伝。
カスタマーレビュー
実験的な好作品。やや冗長の感も。
19世紀後半の明治日本を訪れ、生活した、ウィリアム・グリフィス、エドワード・モース、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯を描く。著者自身語るように、アメリカ人がどう日本を変えたかではなく、日本での生活が3人の視点をどう変えたのかに力点が置かれている。原題の“Mirror in the Shrine:American Encounters with Meiji Japan” には、日本を訪れ、鏡の中に自身の姿を見直した、という意味が込められているのだろう。
教育者として招かれ、宣教師的な性格も強かったグリフィスは、当初、キリスト教なしの文明化はありえない、と信じていたが、後年にいたり、日本がキリスト教国化することなく文明を学んだことを認める。ジャーナリスト・作家のハーンに至っては、日本人の道徳は西洋文明のものよりも優れており、西洋から学ぶ必要はない、とまで述べた。
文体は歴史書というよりも、現在進行形で物語が進んでいるかのような実験的な文体。丁寧な性格描写に加え、意外な逸話も多く、それぞれの3人に感情移入しながら、面白く読める。難点をいえば、本書の中のコメントが実際の3人のものなのか、著者の見解なのかが判断しにくい。また、文体があまりに叙情的で若干、冗長に感じる時もある。全体的には好作品。著者はカリフォルニア工科大学の歴史学教授。

