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東京猫町

東京猫町
By 荒木 経惟

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  • Amazon.co.jp ランキング: #471718 / 本
  • 発売日: 1993-07
  • 版型: 単行本
  • 149 ページ

カスタマーレビュー

アマチュアノラneo photo屋としてバイブル5
はじめて観たのはいつだったかな… 私はこの写真集でアラーキーに惚れた。

東京の平凡な町角にたたずむネコを、ただただ たくさん撮った写真集。写真なれしていない猫、媚びていない猫、ただ佇む猫がそこにいる。それでいて、おかしなタイミングの写真ではなく、ちゃんと写真になっている。

この写真集はロングの写真が多い。ネコはちんまり写っているだけ。どちらかといえば街角写真集だ。それが、《ネコが生活する舞台・空気そのもの》を写しているようで、私の写真もそれを目指すことになった。

ネコをまるでぬいぐるみであるかのように扱って、綺麗にセットしておしゃまに構えた写真なんか、ちっとも素敵じゃない。ネコは、自分自身の王様で、ヒトをアゴで使い、ヒトを動かす。とくにノラは、ヒトを睨んでナンボだ。

あとがきや本文の書き込みで荒木が書いているが、「ネコがいるかぎり、東京もまだ大丈夫」。ノラネコの存在自体は人間が生み出した悲惨な側面もあるので手放しに喜ぶわけにはいかないが、しかしノラネコが駆除され追いやられるような町はもっと悲しいし、そうでない今の町を嬉しく思う。

”チロ”じゃなくても5
わけあって猫が飼えない、ご近所にもほとんどいない私には目の保養の1冊でした。自分も街の住人になって猫たちをめでられます。”のら”ゆえの一途さ、たくましさは由緒正しい猫の写真集とは別の味わい。あのアラーキーですから猫だってヌードです。離れたページの猫合わせ、場所合わせが楽しめるのも街頭ショットならでは。

猫の写真家としても有名5
おびただしい数の猫の写真集が世に出ているが、アラーキーこと荒木経惟氏の撮った猫が一番好きだ。それは撮り手が猫に媚びてないのとそれでいてあふれる愛情を感じるからだ。この写真集は猫の姿とともに変わりゆく東京の中で、未だ昔の面影を残す町並みも同時に記録している。全てモノクロ写真にしたことで時が止まって見える。