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アメリカを支配するパワーエリート解体新書

アメリカを支配するパワーエリート解体新書
By 中田 安彦

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  • Amazon.co.jp ランキング: #23704 / 本
  • 発売日: 2009-08-18
  • 版型: 単行本
  • 340 ページ

エディターレビュー

内容紹介
「パワーエリート」とは何か? それは、政治家の選出や、
決断に重大な影響を与える知識人、財界人たちのことである。
パワーエリートたちは、アメリカが世界の覇権国となった20世紀初頭以降、
ずっと変わることなく、アメリカを本当に支配してきた。
本書は、オバマ政権の成り立ちに例をとりながら、その現在における全貌を解説する、
“解体新書”である。真の権力構造とはいかなるものであるのかという大命題に、
あの副島隆彦氏が「日本最高のアメリカ研究家」と認める著者が、
意欲あふれる執筆態勢で挑んでいる。また、より広い視野でも、
「100年に1度の経済危機」の後、世界がどのような秩序に向かうのかについて、
大きな流れを予測している。ベストセラー『拒否できない日本』の著者・関岡英之氏も、
「年次改革要望書の黒幕・アメリカ財界の戦略を暴く、驚嘆すべき書」と絶賛する、
必読の1冊である。

内容(「BOOK」データベースより)
「世界の二つの火薬庫での危機」と「100年に一度の経済危機」の二つの困難に直面した、オバマ新政権について、その鍵となる重要人物や人脈(ネットワーク)について論じる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中田 安彦
1976年新潟県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業後、大手新聞社で一時勤務後、SNSI(福島国家戦略研究所)で研究員として活動。アメリカの政治思想・派閥の分析を始め、アメリカの対日戦略家たちについての研究書を刊行、その後、欧米企業を動かす人的ネットワークの研究を開始、その成果をまとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

オバマ政権の鍵となる重要人物やその人脈を中心に論じた優れた米国解析書5
多くの文献(原書を含む書籍、新聞、経済誌、ネット記事)等から事実を基に、米国の政治家(大統領をも含む)を演出する(操る)パワーエリートとその人脈を体系的に非常に分りやすく解説しています。新聞等で殆ど報道されない三極委員会の存在を知らない方などは取分け新鮮な気持ちで新しい知識を得られると思います。個人的にはおさらいも含めて以下の点が良く理解でき、米国の政治構造を知る上で大変勉強になりました。

1.オバマの経歴・人脈(彼を育てた4つのパワーエリート<黒人財界人、民主党実力者、シカゴ大学NW、先輩政治家>)
2.オバマ政権の主要閣僚とスタッフの略歴
3.オバマ政権の政策を左右する2大シンクタンクのCAP(グリーン・ニューディールの青写真を描いたところ)とCNAS(新アメリカ安全保障研究所)
4.重要な3つの組織(ビルダーバーグ会議、三極委員会、外交問題評議会(CFR))
5.米シンクタンクと4つの政治潮流(ジャクソニアン、ウィルソニアン、ハミルトニアン、ジェファーソニアン)の関係
6.ネオコン、リアリスト、進歩主義の定義と実践者
7.米中・米ロ関係の分析(米国債を支える中国、グルジア紛争におけるロシア)
8.1929年の世界大恐慌と現在の世界大恐慌におけるウォール街と政治・規制の関係
9.過去の米大統領と米パワーエリートの関係

資料分析でここまで真実に肉薄した著者に拍手&感謝!5
オバマ政権誕生と政策を事例にした、アメリカのスーパークラス(superclass)の誕生と生成と維持と、その戦略を分析したものです。

要するに、オバマ大統領のみならず、アメリカの大統領ってのは、世界を動かす超上流支配階級の人々が選び育てて「指導」するものなんであって、アメリカの政策は、オバマさん個人ではどうにもならんのだよ、しかも、その超上流支配階級の人々だって好きにはできないような世界政治経済の潮流の変化が起きているよ〜〜ということを、確かな調査に基づいて、読者に伝える本です。

情報満載です。よく、ここまで調査したものだと感心します。まさしくアメリカ合衆国の核心にいる人々の塊を解体しています。ほんとうにアメリカの虫垂じゃあない中枢を覗いてしまったような生々しさがあります。あ、「虫垂」でいいのかもしれないな。アメリカの「内臓」の解体なんだから。

この種の本というのは、アメリカなんかだと、この「中枢」に関与していた人が、「中枢」からはずれてから暴露本として書いたりしますが、本書は違います。入手できる限りの、ちゃんと表舞台に立っている情報を集め、読み、分析考察して、事実に肉薄しています。ここが、すごいのです。

そう、このような正統派の頭脳による事実の推量、抽出こそが、ほんとうの研究者のするべきことです。王道です。ご一読ください。マラソンを完走したような充実した疲労を感じますから。