お役所バッシングはやめられない (PHP新書)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #67406 / 本
- 発売日: 2009-08-18
- 版型: 新書
- 238 ページ
エディターレビュー
内容紹介
お役所バッシングとは、一種の依存性薬物である。
政治家や公務員を激しく叩いているうちに「正義の自分」に高揚感・陶酔感を持ってしまうのだ。
しかし、過度の批判が政策を歪め、少しずつ日本社会を
蝕んでいることに気づいているだろうか? 何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」である
近年の耐震強度偽造問題にしてもそうだ。これは個人保護の目的で行われた法改正が、
逆に企業の経済活動を縛ることになってしまった典型例であり、
政治家に法改正を決断させたのはマスメディアに扇動された世論に他ならないのだ
本書では、元文科省キャリアがお役所バッシングの功罪を論じつつ、
建設的なお役所バッシングの方法を提案する。今こそ感情に任せた批判は卒業し、
想像力とバランス感覚を兼ね備えた「バッシングリテラシー」を身につけるべき
是々非々の変革とは、愚直で泥臭いイバラの道。政治改革が叫ばれる今、
国民の意識を根本から変える一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
お役所バッシングとは、一種の依存性薬物である。政治家や公務員を激しく叩いているうちに「正義の自分」に高揚感・陶酔感を持ってしまうのだ。しかし、過度の批判が政策を歪め、少しずつ日本社会を蝕んでいることに気づいているだろうか?本書では、元文科省キャリアが、建設的なお役所バッシングの方法を提案する。「叩き過ぎ」も「叩き足りない」のもダメ。感情に任せた批判は卒業し、バッシングリテラシーを身につけるべき、と説く。政治改革が叫ばれる今、国民の意識を根本から変える一冊。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山本 直治
1974年長野県生まれ。中央大学法学部卒業、同大学大学院法学研究科修了(修士)。国家公務員採用1種試験に合格し、旧文部省(現文部科学省)に採用される。内閣官房副長官補室などを経て、国家公務員を退職。現在、人材紹介会社のロード・インターナショナル株式会社シニアコンサルタントの傍ら、公務員問題などを中心に多方面で執筆活動を展開中。日本初の公務員向け転職支援情報サイト「公務員からの転職支援 役人廃業.com」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
意見の表明としておもしろいかと
公に近いところで仕事している身からすると、「そう、そう世間が言うほどお役所仕事は簡単じゃないよ」と共感できる部分があり、良かったです。また読みやすい語り口であっという間に読み進むことが出来ました。
内容的には納得いく部分が多いのですが、なんとなく地に足がついていないような、説得力が乏しいところが感じられました。おそらく、友人の話とか、誰々の話とかいうところを話の根拠として展開している面があるからではないでしょうか。もう少し具体的な質的量的データを付加されていくと良かったかと思いました。
公務員以外にも規制による保護や、国の補助を受けて運営されている業界や企業があり、そういった業界には批判の目が行き届いていないという話は納得できるところですが、例えばそういった状況を具体的に数値にあらわして、税金や公的支援の依存度を業界ごとに示したりするとさらに納得性が高まると思いました。
いずれにしても論文的な要素よりも意見の表明ということで理解すれば、おもしろい読み物だと思いました。また本とは関係ないですが、丁度脱官僚を標榜する民主党が政権を取ったことですので、今後著者がこの意見をベースにマスコミでの露出度が高まることを期待します。
安易な公務員批判は何をもたらすかを考える契機に.
基本的に前著『実は悲惨な公務員』の続編であり,内容も其の継承発展版.
著者は国家公務員I種を辞めて起業された方ですが,公務員をいたずらに擁護する事も過剰に叩く事も無く,前書や本書で掲げている様に現場の実際を伝えると言う姿勢.其の上で本書は「過剰なお役所バッシングは何をもたらすか」「果たして意義があるのか?」,そして「有意義なお役所バッシングとは?」により重点を置いたと言えるかもしれません.
巷に溢れている様なお役所バッシング,公務員叩きに便乗した様な暴露本に比べればより冷静で客観的な内容だと思います.物事には多方面からの様々な見方があるとは言え,如何に公務員叩きやお役所バッシングが根深いかは前書の時もそうでしたが窺い知れます.
そして著者の思いが伝わるにはまだまだなのかなと.
僅か240ページでは主張したいこともできなかったのでは?
なぜ過度なお役所バッシングが続くのか?国民性やマスメディアの責任を追及するとともに、なぜか批判の標的にされない国会職員やマスメディア関係者、大学教職員の存在を具体的に示しているところはとても評価できます。また、公務員バッシング本の中には事実誤認をされているものがあることも取り上げています。
ただ、4章「建設的なお役所バッシングへの道」、5章「是々非々の改革とは、愚直で泥臭いイバラの道」は、この本にとってはもっとも重要な章でありながら、ページ数の関係からか尻切れトンボの感じがして少々残念に思います。4章だけ、5章だけでも一冊の本が書けるテーマです。続編はもう出ないのでしょうか?
この本でも触れているとおり「お上に依存しリスクを取らない日本人」が存在する限り、無責任なお役所バッシングは続くことでしょう。では、こうした国民の考え方を変えるにはどうすれば良いのか、この本を読みながらもっと深く掘り下げて議論すべきだと感じています。
学生さんや市民オンブズマン、マスメディア関係者にはぜひ読んで欲しい一冊ですね。





