論理思考と発想の技術 (PHP文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #31744 / 本
- 発売日: 2006-03-01
- 版型: 文庫
- 320 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
高度成長期のビジネスの世界では、「何をすべきか」を検討するより「いかに早くうまく実行するか」が重要であり、「理屈を言うより心をひとつにして遂行する」情緒的アプローチが有効であった。
ところがバブル後は、根本的に「何をなすべきか」が問われる時代となった。そうなると、「周囲を見渡して皆と協調する」のでは手遅れで、事実を正しく認識し、それを論理的に組立てて、正しい意思決定をする「論理的思考力」が大切となる。さらに国際的にビジネスを展開する際には、共感を求めるより、万国に通用する論理的な正しさに基づく説得や意思決定が必要となることは当然である。
この本の初版は1998年で、それ以降出版された沢山の論理本の嚆矢であるが、その後の論理本がとかくマニュアル的な手法に流れがちであるのに対して、この本の特徴は「自分の頭で考える」ための根元的な考え方そのものを解き明かそうという姿勢が鮮明なことだ。かつて誰も直面したことのない全く新しい状況において多量な情報や複雑な関係を数理的、論理的に素早く整理し、思考を広げ、効果的な結論を導くためには常識的な「方法論」を超えて「自分の頭で考えるためのノウハウ」が必要である。
日々の問題解決、判断力、プレゼンテーション、表現力等に悩むビジネスマンへの目からうろこの内容満載。好評だった前著『経営参謀の発想法』も併読されると、まさに鬼に金棒の実戦強科書。
内容(「BOOK」データベースより)
的確な判断力や問題解決を身につけるには論理思考が不可欠だ!本書は気鋭の経営コンサルタントである著者が、「正しい思考法で、最適な結論を導き出す方法」を徹底分析。基本的なトレーニングやテクニックを網羅しており、ロジカル・シンキングの基礎を学ぶことができる。考え方の筋道、論理の組み立て方、表現方法、プレゼンテーションなど、あなたのロジック能力に磨きをかける方法が満載の一冊。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
後 正武
1942年東京都生まれ。65年東京大学法学部卒業、新日本製鐵勤務、在職中にハーバード大学経営学修士(MBA・ディスティンクション)。のちマッキンゼー・アンド・カンパニー(プリンシパル・パートナー)、ベイン・アンド・カンパニー取締役副社長、日本支社長を経て、95年(株)東京マネジメントコンサルタンツ設立。現在同社代表、ビジネス・ブレークスルー大学院教授。事業戦略・販売・マーケティング戦略、収益改善計画、研究開発戦略、組織革新などの戦略系コンサルティングに豊富な実績を有し、大企業から中堅企業まで幅広い企業層に対してコンサルタント活動を行うかたわら、社員の能力開発・教育訓練、講演等の活動も盛んに行っている。実務の体験に基づく具体的で成果重視の指導が好評を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
論理的な思考の技術を学ぶ
繰り返し読んでみました。
文章を読み書きしたり、読み書きすることを教える立場の人にあっていると思いました。
論理の五原則や、ロジックとイッシューの関係が、分かりやすく参考になりました。
論理の五原則
1基本はピラミッド構造(帰納と演繹で積み上げる)
2メッセージは一度にひとつだけ(一文一義)
3抜けや歪みのないこと(MECE)
4抽象のレベルが揃っていること
5最下部は、事実かまたは事実に代わる蓋然性の高い仮説
ロジックとイッシューの関係
ロジックは「命題」を正しく主張するために、最下部の事実からピラミッドの頂点へと積み上げる構造だが、イッシューを追究する過程は、争点を解決するためのより具体的な疑問へと分解していき、事実に突き当たって解決を見る。
発想法の部分については、少しもの足りなさを感じました。ただし、KJ法やマトリクスを利用した発想については詳しく、すぐに実践することができました。
使えるスキル
文庫本も侮れないと思いました。イッシュー・ツリーの説明は類書に比べて一番明快かつ丁寧で演習にもなります。ビジネスの事例だけでなく、環境保護のための「割り箸論争」も例に取って論理の破綻しているところを明示してくれます。実際に悩んでいる問題に応用してみたら、「何を調べるべきか」がはっきりして解決策が見えました。
同じ著者の「経営参謀の発想法」(PHP文庫)もお勧めですが、2冊の問題は、文庫本なのでついつい早く読んでしまって要点をとばしてしまいかねない点くらいでしょう。こんなお得な文庫本も珍しい。
考えるヒントが満載された本
日本人が書いたロジカルシンキング本のはしりとして有名な本。
ロジカルシンキングの理論を基本から丁寧に解説している。
しかも、ロジカルシンキングだけでなく、発想法にも記載があるのがいい。
初期仮説を立てる際にはひらめきに頼る以上、発想法も大事になるからだ。
本の内容を概説する。
第1章から第4章は、ロジカルシンキングを理論と演習に分けて順に解説している。
5章は発想法を、6章はロジカルシンキングと発想法のヒントを解説している。
特に、第1章から第4章はロジカルシンキングを初歩から順にわかりやすい言葉で解説しており、とても良い。
具体的には、「修辞と論理の違い」、「論理5原則」、「主文とモジュール」、「論理の欠陥」、
「オーダーオブマグニチュード」などの解説がたいへん丁寧で良かった。
但し、ロジカルシンキングの理論の解説が中心であり、ハウツーの記載は少な目のため、
ロジカルシンキング初学者がいきなりこの本を読んでも良く分からないと思う。
初学者は、「問題解決プロフェッショナル」、「戦略思考コンプリートブック」などでハウツーを学んだほうが良い。
ハウツーをひと通り学んだあとでロジカルシンキングの勘所がちりばめられた本書を読むと、学習効果大だと思う。
5章、6章はロジカルシンキングの本論とは関係ないけれども、示唆深い内容が散見されるため、余力があれば読んだほうがいい。





