アインシュタインの謎を解く 誰もがわかる相対性理論 (PHP文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #288707 / 本
- 発売日: 2005-11-02
- 版型: 文庫
- 301 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
物理学…。と聞いただけで、多くの人は、やたら数式が出てくる高校時代のチンプンカンプンの授業を思い出すのではないだろうか。しかもテーマが相対性理論の本となれば、最初からお手上げという人も少なくないだろう。
しかし本書は、「数式を使わずに」をうたう相対性理論の本が多い中で、正真正銘の「数式なし」の解説書だ。いや、相対性理論の解説書というより、相対性理論あるいは物理学を中心とした科学を題材に、人間にとって科学とは何か、人間という存在とはなにかを考察した本、といったほうが適切かもしれない。
芥川賞作家である著者は、考えることを許された唯一の動物である人間としてのわれわれが、考えることの喜びを感じる一つの糸口として本書を書いた、と述べている。
宇宙に果てはあるのかどうか、物質を細分化していった究極の微細な世界とはどんな世界なのか。いまだ回答を出せずにいる現代科学と人間を考える、長編科学エッセイである。
内容(「BOOK」データベースより)
宇宙には果てはあるのだろうか。逆に、物質を細分化していくと、そこにはどのような世界が広がっているのだろうか。こうした大きな問題、微細な問題について、未だ科学は回答を出せずにいます。本書は相対性理論を手がかりに、人間、あるいは「私」と科学との関わりについて考えた、物理学の入門書であり、人間学の入門書です。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
三田 誠広
1948年、大阪生まれ。早稲田大学文学部卒業。1977年、『僕って何』を「文藝」に発表し、芥川賞受賞。以後、小説、評論、エッセイと幅広く活躍している。早稲田大学文学部客員教授。日本文藝著作権センター事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
教えることが本当にうまい、三田の近代科学解説書
“知性への憧憬者”であり、物理学の素人、三田誠広がアインシュタインを中心とした近代科学の存在論、認識論を紹介しながら、宇宙とは何かを問うた本。
「アインシュタインの伝記ではなく、人類の知性の歴史」を語る。
数式も図解も用いないという野心的な試みである。
小生も決して物理学に詳しいわけではなく、前半部分は小中学校の時の理科の実験などを思い出しながら読んだ。
ガリレオ、ニュートン、アインシュタイン、マクスウェル、ハイゼンベルグ等を通し、近代科学の宇宙観・生命観を、
完璧とはいえないが、あらあら理解することができた。
その意味では三田の試みは成功しているといえるだろう。
三田はこの本の結びで次のように語りかける。
「『私』こそが、この宇宙というドラマの主人公」
「物理学は、どんな小説よりも面白いファンタジー。そのファンタジーの面白さを一人でも多くの人に知ってもらいたくて、わたしはこの本を書いた」
大切にとっておきたい一冊である。
物理の世界へと導いてくれた本
かつてさほど物理学には興味は無かったけど、タイトルに引かれてなんとなく購入。中学や高校の頃にこの本に出会っていたのなら、きっと物理学者を目指したことだろう。物理って面い!と感じ、物理学への扉を開かせてくれた一冊だった。本当にもっと早くこの本に出会いたかった。
本書の書き出し部分に「お金の儲け方を知っていれば普段の生活に役立つが、相対性理論などを知っていても役立たない。はっきり言ってお金儲けなどはどうでもいいから、宇宙の謎について考える時間を大切にしたい読者に私は語りかけたいと思う」とある。そんな一人であった私(お金儲けの話しにも興味ありますが…)は一気に物理学の世界に引き込まれていき、本も一気に読んでしまった。
タイトルは「アインシュタインの謎を解く」とありますが、アインシュタインのことだけが書かれているのではなく、ガリレオやニュートンから始まりマクスウェルなどの近代物理学者へと移行し、最後にアインシュタインの出番となる。この一連の流れが、また、面白いところです。
素粒子の世界から宇宙まで、読み始めると止まりません。何度も読み返してボロボロになりました。物理特有の数式や数字での説明ではないので素人にでも分かり易く解説してあります。たぶん、文章表現がうまいのだと思います。
本棚に置いておくだけで、一目置かれ、あなたの教養度合がアップすること間違いなしですよ(笑)あまりの面白さに鳥肌が立つ思いで読んだように感じます。





