ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法 (PHP文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #186987 / 本
- 発売日: 2004-07
- 版型: 文庫
- 229 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
一日八時間睡眠でひと月百冊の本を読み、三百枚原稿を執筆する著者。社交も大好きな著者が明かす、効率的な読み方・書き方のノウハウ。
1日8時間睡眠でひと月百冊の本を読み、三百枚の原稿を執筆する著者。単行本はもちろん、総合雑誌、文芸誌、週刊誌など、広告や目次にその名を目にしない日のほうが少ないくらいです。膨大な書物を読破し、驚異のスピードで原稿を書くその日常とはいったいどうなっているのか?――本書は、そんな著者が、実際にどう読み、どう書いているのか、具体的なテクニックをあまねく紹介します。
読む「目的」をはっきりさせる、役立つ本の選び方、抜書きの効用、ページを「折る」、「書くコツ」の身につけ方、取材でのメモの取り方など、効率的に読み、文章を上達させる秘策が満載。読むこと、書くことについて、多くの人が抱える悩みを解決する実践的なヒントがいっぱいです。著者が実際に使っている手帳やノート、筆記具などの写真もたくさん公開します。
社交も大好きという著者が、毎日の執筆の中で模索しながらつくりあげた、究極の読み方・書き方のノウハウ!!
内容(「BOOK」データベースより)
幅広い分野で旺盛な評論活動を続けている著者。膨大な書物を読破し、驚異のスピードで原稿を書くその日常とは―本書は、そんな著者が、実際にどう読み、どう書いているのか、具体的なテクニックを公開します。読む「目的」をはっきりさせる、役立つ本の選び方、抜書きの効用、取材でのメモのとり方など、効率的に読み、文章を上達させる方法が満載。使用中の手帳、筆記具などの写真も公開。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
福田 和也
昭和35年、東京に生まれる。慶応義塾大学文学部仏文科卒業。同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。現在、慶応義塾大学助教授。気鋭の評論家として文壇・論壇で活躍。『日本の家郷』(新潮社)で三島由紀夫賞、『甘美な人生』(新潮社)で平林たい子文学賞、『地ひらく』(文芸春秋)で山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
書くための読書術
何かを書く、表現することを前提とした読書をはじめとする情報の獲得術、整理法を説いた本である。表現するのと読むのは、あくまでもセットであり、どちらか一方の技術が知りたくて読む本ではない。だらか、タイトルは「一月に300枚書くために、100冊読む方法」と読み替えた方が分かり易い。
多くの貴重な技術が書かれている。例えば、読書に際してはポイントを絞り、それを厳格に守りながら読むこと。そして将来の表現に向けて、必要な点を抜書きすること。この抜書きには「手書き」を薦めている。この抜書きを本書を読んで以来実行しているが、面白い技術である。不思議なほど、読むのとは異なる頭の動き方をするのだ。多くの人が学生時代の試験勉強でも書いて覚えただろう。あれは意味があったのだと実感するほどに、文章が頭に入る。このように一つ一つは細かい工夫だが、長い時間をかけた工夫の積み重ねの上に彼の能力が成り立つことを実感した。
しかし、最も大事なのは表現することを強烈に認識することだ。しかもテーマは編集者など他人から与えられるものだという。この点は、ごく普通の人にとって真似のできないことだ。しかし、テーマを持ちそれを常に認識することが核心と感じた。だから、彼のように300枚書くには、表現するテーマを個人で多く発明する必要があるのか? まあ、それは難しいとしても、自身のテーマを探しつつ、表現する必要性を見付けないと書く能力向上は難しいと気付いたことが、私にとっては最も意義のあることだった。
沢山書くこと、読むことに憧れる(コンプレックスを持つ?)人には、様々に考えることが多い良書である。私も何度も読み返しながら、考えが深まっている。
抜書きなどの方法が新鮮
どのように本を読み、取材し、本を書くかということをわかりやすく、実践的に、自らの方法を公開しているので、とても参考になる。特に気に入ったのが、本を読みながらポイント箇所のあるページを「折り」、後でそのページだけを読み返し、気にいったところを「抜書き」するという方法。あれだけの評論ができるのは、こうした地道な努力の積み重ねがあるのかと納得。徹底して他の人の論理を読み解くのに、意外と受験国語のように文章を分解しながら、展開を読み解くという精緻な方法をとっていることに驚いた。軽く読めるわりに、知的やる気を起こさせる本である。続編も出ている。
書くために読む?ための方法
書くためには、その何倍も読まないと、内容が希薄になるという主張。同様のことは、立花隆氏も『ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論』に書いておられる。
福田氏の主張では「もの書き」として如何に読むかに主眼がおかれ、立花氏の方は飽くなき知識欲に依る膨大な読書量がありその先に少し書く。そういう意味では、福田氏のこの本には悲壮感も感ぜられマイナス要素としたいが、「もの書き」も大変なんだなと具体的に知らしめた点では評価できる。メモ書き取りなど読み方の工夫は、参考になるところもある。





