静かなる戦争(上)-アメリカの栄光と挫折
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商品の説明
In this long awaited successor to his #1 national bestseller The Best and the Brightest, David Halberstam describes in fascinating human detail how the shadow of Cold War Vietnam still hangs over American foreign policy, and how domestic politics have determined our role as a world power.
Halberstam brilliantly evokes the internecine conflicts, the untrammeled egos, and the struggles for dominance among the key figures in the White House, the State department, and the military. He shows how the Vietnam war has shaped American politics and policy makers. Perhaps most notable is what happened under Clinton when, for the first time in fifty years, a president placed domestic issues over foreign policy.
With his uncanny ability to find the real story behind the headlines, Halberstam shows how current events in the Balkans and Somalia act as a fascinating mirror to American politics and foreign policy Sweeping in scope and impressive in its depth, War in a Time of Peace provides fascinating portraits of Clinton, Bush, Reagan, Kissinger, James Baker, Dick Cheney, Madeleine Albright, and others to reveal a stunning view of modern political America.
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #143796 / 本
- 発売日: 2003-06-27
- 版型: 単行本
- 478 ページ
エディターレビュー
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ピューリッツァー賞受賞ジャーナリストであり、17冊の著作を持つデイヴィッド・ハルバースタムは、人をひきつける手法で現在の出来事を生き返らせ、それらを歴史観の中に置いて鋭く洞察している。多くの点で、本書はハルバースタムの代表作『The Best and the Brightest』の続編としての役割を果たし、ベトナム戦争の教訓が冷戦後におけるアメリカ合衆国の外交政策にどのような影響を与えてきたかを検証する。また、湾岸戦争を皮切りに、クリントン政権初期に訪れた国外から国内の問題への政治的な力点の移行を論じている。クリントンは、国民の大部分と同様に国内問題に注力することを望んでいたという事実にもかかわらず、アメリカはそれでもなおハイチ、ソマリア、そしてバルカン半島における紛争へ介入していった。これらの出来事に対し、アメリカ国外で軍事力を行使することに国民は不快感を抱きつつ、同時に世界の大部分が政策と支援の両方でアメリカに依存しているという事実をも受け入れていく。本書はまた、こうした政治的変化に影響を及ぼした非政治的要因を数多く列挙する。すなわち、国家の指導者層における世代交代、現代メディアの国外ニュースへの偏重報道、軍事技術の飛躍的進歩、そしてアメリカ経済の繁栄などが要因となり、外交政策は市民の大多数の意識とはるかにかけ離れたものになったと説く。
ハルバースタムはアメリカの政策を立案してきた著名人について、調和の取れた描写を行いながら隠されたエピソードを披露することに長けており、クリントン、コリン・パウエル、そしてジョージ・H.W. ブッシュなど有名な人物や、アンソニー・レイク、リチャード・ホルブルック、ジェームズ・ベイカー、マデライン・オルブライト、ウェスリー・クラーク、アル・ゴア、さらに過去10年間に活躍して影響力を持った国内のリーダーなど政権を支えた人物に対し、新たな光を当てている。1960年代初頭からのアメリカの歴史と外交政策における多くの側面を網羅しつつ、アメリカが、そして世界が劇的に変化した時代を伝えるには、ハルバースタムほど適格なジャーナリストはほかに存在しないであろう。(Shawn Carkonen, Amazon.com)
出版社/著者からの内容紹介
世界最強国家を動かす権力者たちの素顔とはいかなるものか。全米で最もよく知られるピュリッツァー賞作家が、その実態を鮮やかに描きだした。強いアメリカを目指したレーガン、湾岸戦争を戦ったブッシュ、新世代を代表するクリントン、そして現ジョージ・W・ブッシュへ。冷戦後のアメリカは世界最強の軍備を背景に、強大な権力を手にすることとなった。▼しかし、その道程は決して平坦なものではなかった。諸外国との軋轢が外交問題として大きく立ちはだかった。旧共産圏諸国で民族主義が台頭し、アメリカ大統領はその紛争の対応に右往左往する。▼さらに、アメリカ政府にしてからが、決して一枚岩ではなかった。政権、軍、議会の間には熾烈な闘いがあり、国際紛争への介入をめぐって激しく対立した。パウエル、オルブライト、そして大統領らを巻き込んだ水面下の戦争である。▼上巻では、冷戦の幕を引いたブッシュ政権から、クリントン政権の前期までを描く。
内容(「MARC」データベースより)
政権、軍、議会の葛藤の中で、国際紛争への介入はいかに決定され、実行されたか。ブッシュ、クリントン、パウエル、オルブライトらを中心に繰り広げる壮大な人間ドラマ。
カスタマーレビュー
さすがハルバスタム!fascinating!
大変読み応えのある本だった。その筆致は極めて実証的で、洞察が深い。1990年代以降のアメリカの世相の変化、政治のダイナミズムを肌で感じると同時に、アメリカの外交、軍事政策がどのように決まっていくかを知る上で、とても有益な一冊である。
著者が指摘する通り、冷戦後、ユーゴ、ソマリアといったアメリカの死活的利益とは直接関係がない地域で凄惨な大量殺戮が発生した。メディアの報道によって一時的にアメリカ国内の関心が高まることはあっても、基本的に、外交に対する関心は低く、自ら犠牲を出してまで紛争解決にコミットするとの姿勢はない。そのため、アメリカは強大な軍事力を擁しながらも、海外の紛争のためにアメリカの兵力を投入するだけの覚悟はない。
本書においては、このような事態にあって、大統領以下ホワイトハウス、国務省、国防省、軍などの主だったプレイヤーが、それぞれのエゴや個性、来歴(例えば、移民、ユダヤ人、ヴェトナム戦争体験)、所属組織(陸軍、空軍の違い)などを背景として、どのような考えや主張をを持つに至ったのか、そして、政策決定過程において彼らの間にどのようなinterplayが展開され、その結果、アメリカがどのような行動を取るようになったのかについて克明に記されている。
湾岸戦争時代のブッシュ政権の主要メンバーについての分析も興味深い。今のブッシュ政権がどのような考えを持つ人々によって構成されているかがよく分かる。
何年も前にThe Best and The Brightestを読んだ時、大変な感銘を受けた覚えがある。ただ、ヴェトナム戦争は僕の子供のころに起きたことなので、直接的な記憶がない。その分、今回の本は現代のことが書かれているだけに、一層馴染みを持って読むことができた。
極めて良質なジャーナリズム
ベトナム戦争の泥沼を描いた名著『The Best and the Brightest』の著者が、時代をブッシュ父とクリントン政権に移しての新著です。
湾岸戦争以降、この手の「政権の内幕モノ」や「ブッシュ親子モノ」がはやりですが、例えば『攻撃計画』等のB.ウッドワードに見られる派手さや本を売りたいが為のセンセーショナルさはなく、淡々と物語が展開して行きます。当時の政権を荷う人々の苦悩や葛藤、果ては嫉妬や欲望が渦巻く様は正に「ドラマ」と言えましょう。
また政治家の姿勢をただ問うだけでなく、自らも属するテレビや新聞といったメディアやマスコミ業界がソビエト崩壊後外交報道は視聴率が取れないとして特派員やニュース枠を大幅に削減するといった体たらくにも容赦ない辺りは、流石硬派です。
翻って、日本で斯かる良質なジャーナリズムが成立しないのは、政治の質に問題があると一般的には言われていますが、実は言葉とは裏腹に体制側にべったりと寄り掛かっている伝える側の不甲斐なさに因るのでは・・・と考えるのは私だけでしょうか。
アメリカという国がどういうシステムで「運営」されているのか、同国を軸に現代史・外交はどう動いたのか知るのに大変参考になる1冊です。
ハルバースタムの万華鏡
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