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実践! MBAトレーニング新・ビジネス思考 (実践!MBAトレーニング)

実践! MBAトレーニング新・ビジネス思考 (実践!MBAトレーニング)
By 大前 研一

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  • Amazon.co.jp ランキング: #232070 / 本
  • 発売日: 2002-12-14
  • 版型: 単行本
  • 228 ページ

エディターレビュー

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 「戦略論」「論理的思考」「21世紀のリーダー」「企業戦略」の4大テーマの下、大前を囲む多数の受講者が繰り広げたディスカッションを収録した1冊。ディスカッションはそれぞれ、講義やテキストの内容を受ける形で行われている。

   「戦略論」では、「ハーバード・ビジネス・レビュー」の掲載論文「戦略論の進化」(一條和生 一橋大学教授)などをテキストにして、マイケル・ポーターの産業構造分析(IBV)とジェイ・バーニーの経営資源分析(RBV)の比較を行っている。主な論点は、2つの戦略論が大前の言う「見えない大陸」の時代にどのような有効性をもつかや、それらの手法の強みや弱みは何かなど。受講者それぞれが実務のバックグラウンドに照らし合わせて発言しているため、「戦略論」に対する現実的なスタンスのとり方を探れるのが興味深い。

   「論理的思考」では、大前の『企業参謀』をテキストにしている。次の「企業家」と「起業家」、成功する経営者と失敗する経営者の違いなどを論じたリーダー論とともに、大前が長年にわたって唱えてきた「戦略的自由度」や「構想力」などのコンセプトの読解を助けてくれる。

   最後の企業戦略では、大前の『新・資本論』をテキストに、「アービトラージの例を挙げよ」「ゴジラ企業はなぜ出現したのか」などの問いに答えている。再販制度に守られた出版業界のビジネスチャンスなど、ビジネスモデルの鋭い分析を展開しており、ここにビジネスのヒントを読み取ることもできる。

   多彩な業種・業界の受講者が繰り広げるディスカッションは、質が高く充実している。大前のビジョンやコンセプトをいかに体現できるかを知る格好の1冊である。(棚上 勉)

出版社/著者からの内容紹介
いま、MBA思考が求められている。本書は、大前研一氏と学生との討論から、戦略思考やイノベーション理論など実践的なノウハウを学ぶ。
MBA(経営学修士)に必要なものは何か。ケーススタディを通した財務分析やマーケティング理論なども、もちろん重要なスキルだろう。しかし、時代の転換期にある現在、使い古された事例を研究するよりも、独自のビジネスプランを構築することのほうが求められるはずだ。本書は、オーストラリアのボンド大学のMBAプログラムと大前理論のエッセンスを元に、これからのビジネスに必要な「構想力」をいかに磨くかという観点からまとめられている。
 構成は、大前ファンなら誰もが知っている「見えない大陸」や「企業参謀」「アービトラージ」といったキーワードについて学んだのち(本文中「ダイジェスト」)、受講生たちの実践的な解釈や思考法について、読者側も考察を試みられるような流れになっている。MBAの勉強とは、机上の空論に終始するのではなく、自身の起業家への可能性や自社のビジネスモデルについて、建設的な意見を培うものであろう。

内容(「BOOK」データベースより)
日本一の経営コンサルタントが教える「構想力」を磨くための使える教科書。


カスタマーレビュー

この本はBond MBAの本です。5
本の表紙にも書かれている通り、この本は大前研一編集であって、大前研一氏の講義を纏めた本ではない。大前氏はMBA教育の真髄は講義にあるのではなく、生徒が如何に議論を通じて理解を深化させていくかという過程にあることを示したかったのだと思う。また、日本人は議論が出来ないとよく言われるが、そういうことはなく小学校以来の文部省教育がこのような訓練を無視しただけで、日本人も訓練次第でここまで議論を発展させることが出来るということを示しているのだと思う。そういう意味でこの本はかなり野心的な試みだと思う。確かに他にも類書はあるが、それを読んでみればこの本が相当な水準に達していることが分かるであろう。他のコース(例えばイノベーション)における生徒と主任教授との議論も同じように出版されることを期待したい。

議論の鋭さが印象的5
大前研一さんとMBAの受講生とのサイバーディスカッションを抜粋・構成しているためか、普通のMBA教科書とは少し趣きがちがう。大前教授が、変化のはげしい企業戦略の実際事例を題材に、企業の第一線で働いているビジネスマンに問うその設問は絶妙で、また、一緒に仕事をする人を「闘う姿勢を持っているか」で選び、問題解決能力は勘やヒラメキをもつ天才のものではない、競争力の源泉は社員のモチベーションである、という氏の言葉は、結構、意外だった。また、「日産の改革は論理思考のたまもの」と言い切るところは面白い。このロジカルシンキングと問題解決能力の具体的なトレーニングの場が、まさにこのサイバーキャンパスなのかもしれない。議論中の大前氏の切り返しの鋭さや、重ねての質問や解答の発想には驚かされた。アントレプレナーシップの講義、著書「企業参謀」、「新・資本論」のダイジェスト版ぺージもあり、内容はすこし欲張った感じもするが、読み応えある異色の本だと思う。

読み進めるにはコツが必要4
大前研一さんが主催するボンド大学MBAプログラムを、ネット上で大前研一本人が生徒とやりとりをした議事録を編集したような内容である。一つは彼自身が主催する教育プログラムの宣伝(よい意味で、彼のプログラムが広まればよいと私は思う)、そして、その内容を公開することでサラリーマンの意識向上をはかるという二つの目的があるのだろう。

大前研一さんの著書は、彼自身のするどい切り口と独創的な発想による歯切れのよい文章が多いが、この本は生徒と一緒に「考えていく」という読み方をしなければならない。その題材はマイケルポーターの5FORCES、アービトラージなど、ある程度の専門的な知識と、彼の著書のいくつかを読んでいることが前提となる。彼の著書は、非常に示唆にとんでおり、読者に相当の「衊??えること」を要求するが、その整理としてこの本を読み進めればおもしろいと思う。

最近の大前研一さんの著書(最近非常に出版が多い)を見ると、どうやら大前研一さんは本気でまた世直しを考えているような気がする。それは、昔のように都知事選に出馬するといった直接的なやり方ではなく、我々国民一人一人に丁寧に言葉を投げかけ、教育プログラムの開発、指南書の多発、私塾の開講などを通してハイタッチな助言を我々に与え、次の世代にメッセージを投げかけてようと考えているのだろう。この本は、そうした彼の思いを受け止めるよいきっかけになると考える。