歴史感覚―何が保守政治の神髄か
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #516680 / 本
- 発売日: 1994-05
- 版型: ハードカバー
- 220 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
政治家よ、マスコミよ、国民よ。この喜劇をいつまで続けるのか。政局混迷の真因を探る最新評論集。
内容(「MARC」データベースより)
政治家よ、マスコミよ、国民よ。この喜劇をいつまで続けるのか。自由民主主義とは何か、マスコミ世論に制覇されている戦後民主主義、ルールもエチケットもマナーももたぬ政治…政局混迷の真因を探る最新評論集。*
カスタマーレビュー
消えた保守革命(=真正政治改革)への道
政治改革論議が選挙制度改革に矮小化し消滅していったちょうど1993という年の論集。政治改革はこれ以降、周知のように行政改革や金融改革等の官民構造改革に移行していった。
批判の矛先は現民主党党首の小沢一郎にも向けられているが、今にして思えば自民党を割って跡形も残らないような形で退路を断ったにも関わらず真正の保守政党を結党することができずに小泉−安部政治によって旧かろうが新しかろうが自民党による自民党政治が息を吹き返してしまったのであるから、むしろ制度的にできる精一杯の選挙制度改革だけでもできていてよかったのかもしれない。今後日本の政党政治が二大政党化するのか二大政党的な連立政権があくまで続くのか私には判らないが、政治への疑念は他方で結局バブル崩壊への対処に追われて政治の本質や根本規範としての憲法論にそのまま進むことはなかった。そもそもバブルの発生とその崩壊自体が米国原因であるという陰謀論めいたナショナリズムも台頭したが、とにかく対症療法に追われて何とか凌いできたのが現状である。
その勢いで、結果として現出した格差解消の方途までナショナリズムにより実現できるものとして語られてしまうこともある。しかし、真正の保守とナショナリズムは違う。ナショナリズムのある部分を真正保守は十分にも含むがもっと人間社会に普遍的な歴史への意志、こう言ってよければ歴史の一般理論を表明しているのだ。現実の政治が安部首相や民主党幹部の涼しそうで爽やかでそよ風のような流暢で堅実な実務的対応に徹底して変容していくとしても、歴史の深みはもっと大きく悠々と回復する日を控えているのではないか。


