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戦略論――間接的アプローチ

戦略論――間接的アプローチ
By リデル・ハート

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  • Amazon.co.jp ランキング: #234645 / 本
  • 発売日: 2008-01-28
  • 版型: 単行本
  • 468 ページ

エディターレビュー

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森沢 亀鶴
1940年9月陸士卒。陸軍大尉。1947年から51年まで米極東空軍司令部勤務。その後、大陸問題研究所、ジャパン・タイムス社に勤務。1954年に自衛隊入隊、1970年退職。その間、1961年に約1年米国へ留学。1965年に約1ヵ月ずつ2回にわたり訪欧。現在、英露語翻訳業を自営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

戦略についての珠玉のエッセンス4
忙しい人は第20章の「戦略及び戦術の真髄」だけ見ることを
お勧めする。

孫子の兵法に影響を受けた著者ならではの、兵法のエッセンスを
絞り出したような8か条である。

これをよくよく心に留め置き、深く考えることにより、自分のものと
すれば、不確実な世界において判断を下すさいの
心強い味方になってくれると思う。

現代戦略論の原典5
 クラウゼヴィッツが近代戦略論の立役者ならばリデル・ハートは現代戦略論の立役者となるのでしょうか(専門家ではないので断定はできませんが)。
 第2次大戦までの戦争を精密に分析し、孫子の兵法を現代流にアレンジしたハートの戦略論は40年近くたった現在においても古びていません。
 なお本書はほとんどを戦況の記述・分析にあてています。忙しい方は第四部だけでも読んでおくといいでしょう。

兵は詭道であり、戦術・戦略は機動であり、大戦略は平和を求めよ。4
 リデルハートの戦略とは、誤解を恐れずに言えば、孫子の兵法「兵は詭道なり」の西洋版だ。本書では、政略のための軍事行動といった定義がなされており、その上位概念・大戦略は国家や国家連合の平和を求める活動である。

 クラウゼヴィッツの生半可な理解による殲滅戦を直接的アプローチとして忌避しており、間接的アプローチを推奨する。

 戦略と戦術の線引きは難しく、リデルハートは敢えてその区別を明確にはしていない。誤解を恐れずに書いてしまえば、戦術レベルの間接的アプローチとは、正面衝突を避け、翼側や旋回による後背からの攻撃を行うものである。

 戦略レベルになると、実力以上のことはしない、目的を常に明確にする、しかし目標はいくつかあって必要に応じて切り替えるのが良い、敵が予想している方式や一度失敗した方式を取らないといったことに集約されている。

 これらを実証するためにギリシャ時代の戦争から第2次世界大戦までで、間接的アプローチが有効に働いた事例をこれでもかと詰め込んで執筆したのが本書である。訳が多少古いので読みにくいが、本質を理解するのに原書に勝る物はないと信ずる。