最強の狙撃手
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #94059 / 本
- 発売日: 2007-03
- 版型: 単行本
- 343 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
狙いすました一撃が戦況を一変させる。殺すか殺されるか、極度の緊張のなか、冷酷非情とも思える冷静さをたもつ戦士。対ロシア戦線で活躍した伝説の若き狙撃手。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中村 康之
1963年、山口市生まれ。金沢大学文学部文学科卒。社内翻訳者として特許・法律翻訳にたずさわったのち、1999年にドイツ語翻訳者として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
本当の狙撃手
今まで狙撃に関する本はあったが、それらは全て狙撃に関する歴史や国別での狙撃手の役割や個々の戦闘場面での狙撃話や少しだけ有名な狙撃手について語られるだけであったが、この本は第二次大戦のドイツ軍ナンバー2(公認記録257人)の狙撃手ゼップ・アラーベルガーについて本人からの聞き取り等で書かれた狙撃手個人について書かれた記録である。
第二次大戦での狙撃手ナンバー3は映画スターリングラードで有名なロシア人(ザイチェフだったかな?)しかし、ソ連はプロパガンダに利用して数字は信用できないのが通説なのでアラーベルガーは世界ランクで実質3位に入る狙撃手といっても過言ではない。
その彼は現在も生存しており、彼が軍隊への入隊から狙撃手になった経過、東部戦線での数々の狙撃や戦闘の残酷さや終戦で故郷に帰るまでがリアルに書かれている。
狙撃手が実際の戦場では重宝される反面戦闘が終わると卑怯な兵士であるかのように扱われる記述があったり(そのため狙撃の申告がなかなか認定されない等)又ソビエト兵がドイツ軍や自分の兵士に行なった残酷な行為等は他の戦記物の本には描かれてないものであるが、この本はそれらが余すところ無く記載されており戦争の残酷さがよく伝わってくる作品です。
えぐい程のリアルさ
狙撃手関連の資料ではこの本の他には「狙撃手(スナイパー)」「戦場の狙撃手」「ミリタリー・スナイパー―見えざる敵の恐怖」
が手に入る和書だと思います。
他の本が歴史や技術を説明しているのに対して、この本は残忍な程にリアリズムを追求していきます。
「西部戦線異状なし (1955年) (新潮文庫)」を残虐非道な東部戦線にして、アントニー・ビーヴァー氏の「スターリングラード―運命の攻囲戦 1942‐1943」
のリアルさを足した様な感じです。
東部戦線の事を良く知らない人には、ややきつめの表現が続きます。
(えぐいかもしれませんが、東部戦線とはこういうものです!)
これまたリアルな写真が普通に載ってるので、健全な家庭では取り扱い要注意ですね。
崩壊するドイツ国防軍
日本語で読めるWW2ドイツ軍人回想記・伝記はエリート部隊の戦車兵か将軍・高級将校の物が多いのですが、この本の主人公は第3山岳師団、第144山岳猟兵連隊所属の下士官。
前線勤務も1943年7月からなので地図上のその足跡は左向き(西向き)=撤退だけ。
陣地構築→圧倒的なロシア軍による突破→撤退→新しい陣地に布陣→突破…この繰り返し。
撤退の目標は次の河川の対岸に渡り陣地を構える事にあるが防備の弱い箇所で必ず橋頭堡を作られてしまう。これでは体力も精神も持たない。その上、独ソ戦の暗部、イデオロギー戦と言う以前の人間性ゼロの双方「捕虜を取らない」「後に残された負傷兵は虐殺」血を血で洗う残酷な描写ばかり。婦女子閲覧禁止。





