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小説の技巧

小説の技巧
By デイヴィッド ロッジ

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  • Amazon.co.jp ランキング: #6698 / 本
  • 発売日: 1997-06
  • 版型: 単行本
  • 333 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
 読者を小説世界に引きずりこむために作家は書き出しにどんな工夫を凝らしているか。サスペンスを持続させるにはいかなる妙技が必要か。登場人物の名前がもつ意味は。「エマ」「ユリシーズ」から「ライ麦畑」「日の名残り」まで、古今の名作を題材にその技法を解明し、小説味読の楽しみを倍加させる一書。

内容(「BOOK」データベースより)
小説愛好家・作家志望者必読!ジェイン・オースティンからポール・オースターまで、古今の傑作を素材に小説味読の50のポイントを鮮やかに解明する。英米文学科学生にとっても座右の書。

内容(「MARC」データベースより)
ジェイン・オースティンからポール・オースターまで古今の名作を素材に、小説の書き出し方、登場人物の命名法、文章反復の効果など作家の妙技50ポイントを鮮やかに解明。小説昧読の楽しみを倍加させる。


カスタマーレビュー

名作の一端が味わえるのも魅力のひとつ5
本書は、第1章の「書き出し(Beginning)」から始まって、第50章の「結末(Ending)」で終わるという具合に、文字通り「小説の技巧」のすべてを披露してくれています。さらに、嬉しいことには、各章の冒頭には、古今の傑作の一節が掲げられており、名作の一端が味わえるのも魅力のひとつです。各章を、さながら「大学の講義」を聴いているかのように味わえるのも、「ロッジ教授」ならではのものです。是非とも、名講義を聴講あれ。

楽しい小説ガイド5
 残念なことにここで紹介されている本がすべていま手に入るわけではない。とはいえ、ロッジならではの語り口による小説のさまざまなテクニックの解説は、類書では得られない楽しみをもたらせてくれる。ロッジの本を読んでいるならなおさらだ。いくつか自分の作品にも触れており、「なぜそうしたのか」を自ら解説しているのである。取り上げている過去の名作もかなり幅広い。英国では文学を楽しむ人にとって、こうした作品が常識なのか、などと思いながら読むというのもいいかもしれない。

すばらしい本です。5
『小説の技巧』というタイトルは若干わかりにくいようですが、
いわゆる、小説の書き方入門、という類の本ではありません。

自身も小説家であるディヴィッド・ロッジが、数多くの英米小説(名著ぞろいです)から一部を抜粋しつつ、小説の演出技法を紹介していきます。

「書き出し」「名前」「時間の移動」「コミックノベル」「シュルレアリスム」…等々、
聞いただけでワクワクするような項目ぞろいです。

また、平易な言葉で書かれてはいますが、内容自体は結構深いところまで突くので、
じっくりと腰を据えて読まないと理解できないかもしれません(笑
しかし、気になった項目をパラパラ眺めるだけでも結構楽しく過ごせます。

もともとディヴィッド・ロッジが、丁寧で整合性のある物書きということもありますが、
この本に関しては、とても翻訳が良く、翻訳書とは思えない(日本人が書いたのでは?と疑うくらい)、綺麗な文章となっています。
うろ覚えですが翻訳者の一人、柴田元幸さんは東京大学で教授をされている方だったと思います。翻訳家としても著名で、堅実で綺麗な文章を書く方です。
翻訳者の努力も合わさって、この本は最高の一冊となっています。

この本は小説の手引き書ではありませんが、折り目正しい文章、面白い内容(形容する言葉がこれ以外思いつかないのが悔やまれます)は、
小説家を目指す人、あるいはそうでない人にも一読の価値ありです。