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ほとんど記憶のない女

ほとんど記憶のない女
By リディア デイヴィス

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  • Amazon.co.jp ランキング: #248434 / 本
  • 発売日: 2005-10
  • 版型: 単行本
  • 197 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
悪夢的ショート・ショートからリアルな超私小説まで、ちょっとひねくれたあなたに贈る51の短編。

内容(「MARC」データベースより)
「12人の女が住む街に、13人目の女がいた…」 悪夢的ショート・ショートからリアルな超私小説まで、ちょっとひねくれたあなたに贈る51の短編。

出版社からのコメント
 「12人の女が住む街に、13人めの女がいた。誰も彼女の存在を認めようとしなかった。手紙は彼女に届けられず、誰も彼女のことを語らず、誰も彼女のことを訊ねず、誰も彼女にパンを売らず、……雨は彼女の上に降らず、陽は彼女のうえに射さず……」。邦訳わずか8行の超短篇「十三人めの女」で幕を開ける51の短篇のアラベスク。
 悪夢のような幻想小説あり、寓話風あり、寸鉄詩風あり、また古い旅行記の模作ありと、1編ごとに変わるスタイルは、あたかも色や形や大きさもさまざまな「物語の種子」を見るようだ。訳者の岸本氏は「あとがき」でこう語る。「この本と出会ったのはまったくの偶然で、作者についても作品についても予備知識がないまま手にとった。だがものの20ページと読まないうちにすっかり虜になり、読みおわる頃には自分を取り巻く世界が前と少し違って見えたほどだった。それほどまでにこの本のユニークさは……ここ数年来ないほどに強烈だった」。


カスタマーレビュー

心地よい眩暈を与えてくれる超短篇集4
短いものだと数行、1ページ、2ページのものが大半で、ぼくらがイメージするいわゆる短篇小説が数篇・・・合計51篇収録されている。物語らしい物語はほとんどない。哲学というのか禅問答というのか、見た目はシンプルなんだけれど、すごく複雑な知恵の輪みたいな文章である。読んでいて、途中で「あれ」と首をかしげる。それは「騙し絵」を見ていて、そこに隠されているものの気配に感づくのに似ている。頭の中で整理して、短い文章なのでもう一度始めから読む。今度は逆に最初の絵がなんだったか見えなくなってしまう。自分の中で確立していた心の有り様だとか、人生だとか、世界だとかが、呆気なく崩壊して、不明なものに再構築されるのだ。好むと好まざるとにかかわらず。

哲学的。4
タイトルに引かれて手にとったら、短編にもかかわらず
内容が深くて、読むのに時間がかかりました。

内容が哲学的なので、部屋のかたすみにおいて、思い出したら読むみたいな
スタンスがよいかと思います。

あとがきに「ポール・オースター」とフランスで一時暮らしていたとあり、
確かに同じ空気を書物から感じました。

宇宙から自分を見たい人にお勧め4
昔から、僕は宇宙人がいて、僕に命令を下していると、思っていた。「ほとんど記憶の無い女」を読んで、ますます、それが事実だと認識したくなった。僕が自由で、自分の意思で生きていると思う程の苦痛は存在しないから。 PSまた、慌てて辻堂で電車を降りてしまった。俺は茅ヶ崎で降りるんだよ。辻堂は東海道線のブラックホールなんだから。おかげさまで、熊本行きの夜行列車を見ることが出来た。(ムックの夜行列車−オリコン圏外へ墜落−みたいでカッコイイ。