シェイクスピアの密使
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #230174 / 本
- 発売日: 2005-02
- 版型: 単行本
- 340 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
シェイクスピアの一座に連続して起こった不審な事件の謎を追って、少年俳優ウィッジはライバル劇団に潜入する。17世紀初頭のロンドンを舞台に展開する痛快冒険物語。
内容(「MARC」データベースより)
シェイクスピアの一座に連続して起こった不審な事件の謎を追って、少年俳優ウィッジはライバル劇団に潜入する…。17世紀初頭のロンドンを舞台に展開する痛快冒険物語。
出版社からのコメント
物語の舞台は1602年の冬から翌年の春にかけてのロンドン。宮内大臣一座の少年俳優ウィッジは、変声期を迎え将来に不安を抱えていたが、日頃は徒弟の仕事や女役をつとめる一方、座付き作者シェイクスピアの口述筆記をするなど、いそがしい毎日を送っていた。
ある日、シェイクスピアの娘ジューディスが、ギャレットと名乗る男とともに一座にやってきた。このギャレットは、理由はいわなかったが当局から追われているということだった。
ジューディスを一目見た途端のぼせあがったウィッジは、稽古や芝居に身が入らなくなり、彼女の気を引くために戯曲を書いていると嘘をついてしまう。そんなウィッジを見かねたのか、シェイクスピアは書きかけの自作『アテネのタイモン』をゆずってくれた。
この頃一座では舞台衣裳が続けて盗まれたり、カトリックの芝居のときに限ってプリヴィ・カウンシルの監視役が客席にまぎれこんでいた。シェイクスピアをはじめとする一座の幹部たちは、ライバル劇団・海軍大臣一座のスパイによる仕業ではないかと疑う。ウィッジの活躍がはじまった……。
エリザベス女王の死やその後継者ジェームズ1世の即位など、史実と創作を巧みに織り交ぜ、ひと回り大きく成長したウィッジと仲間の少年俳優たちとの交流を描く。怪しげな占い師や泥棒、さらに、司祭や興行師など多彩な人物が登場し、物語は大きくふくらんでゆく。
人間にとって大切なものはなにかを問う、痛快冒険物語。
カスタマーレビュー
成長と冒険の物語
田舎の孤児院で育ち、徒弟奉公先で速記を教え込まれた主人公ウィッヂは、ある時その腕を見込んだ謎の人物に連れられて遠くロンドンまで行き、シェークスピアの「ハムレット」を見るふりをしながら速記することになる。いわばハムレットの海賊版を作るためである。
行きがかりでシェークスピアの一座に加わるはめになったウィッヂは、泥棒の身を後ろめたく思いながらも一座と過ごすうち次第に友人もでき、劇の魅力にもとりつかれ、今まで自分に欠けていた「居場所」を発見することになる。
ここまでは第1話 Shakespeare Stealerだが、読者は第1話および第2話 Shakespeare's Scribe を通してウィッヂが俳優見習いとしての訓練、友だちとの別れ、父親と思われる人物をめぐる心の葛藤、など、さまざまな困難を乗り越え、人々の愛を知りながら成長して行くのを目にする。
第3話となる本書でもウィッヂは更に大きく成長して行くことになるが、その過程には、シェークスピアの娘に対する初恋、同僚との競い合い、友人の死、父との死別と新たな父親の出現、自らの作劇、脱獄の手伝い、スパイとして乗り込んだ先の人々との交流など、読者を捕らえて放さない様々な冒険が待ち受ける。
物語の背景には、劇の後援者であるエリザベス一世女王の病と死、新教とカトリックの確執、ペストの流行、ウィッヂの運命を言い当てる不思議な女占い師などが描かれ、読者を17世紀始めのロンドンに誘なう。
一人の少年の成長を、スリルと冒険を交えて描く第1級のエンターテインメントがここにある。中高生には絶対のお薦め。もちろん大人が読んでも十分に面白い。
自分の生きる道をみつけた少年
シェイクスピアを盗め、代筆せよにつづく第三弾
速記術で台本を盗み書きしたり、セリフを口述筆記しながら
役者として育ったウィッジは今度はライバル劇団の
スパイとなって海軍大臣一座にもぐりこむ。
スパイとしてのウィッジとしてより
一回り大人になったウィッジの恋愛や父親への思い
将来への意欲や悩みがよく描かれている。
自分がどう生まれてきたかということより
親にもらったものをどう役立てて生きるか
そういう考えにいたるウィッジ。
劇作家としての一歩を踏み出そうとする部分が
前向きでいい。
泥棒の父親を持つジュリアも、ウィッジと同じように
考え、夢のために一生懸命に生きる姿がすがすがしい。





