金融工学の悪魔―騙されないためのデリバティブとポートフォリオの理論・入門
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #83607 / 本
- 発売日: 1999-09
- 版型: 単行本
- 248 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
デリバティブは「妖怪」でも「魔術」でもない。ブラック=ショールズ式がなんだ!誰でも出来るオプション・プレミアムの計算で、金融工学の謎を解く。
内容(「MARC」データベースより)
高等数学とパソコンを操れなければ、金融工学は理解できない、という虚像を破壊し、高度な金融工学を必要とせず安心して通貨オプション取引が出来るよう、金融取引とそのリスクの本質をわかりやすく解説した入門書。
カスタマーレビュー
真摯な人柄がでている
ブラック・ショールズ式(というかオプション価格計算)を紙と鉛筆と四則演算のレベルから解析・解説しようという本。ひとつひとつステップを踏んで今ある金融商品やそれを算出するコンピュータの役割を焦ることなくしっかりと説明していこうというスタンスには真摯な筆者の人柄が出ていて大変に好感が持てた。金融機関の内側にいて今の金融商品を見つめてみても、このようにしっかりと商品内容を把握し、式を理解し、市場を理解して話をしているかと自問すれば、それはやはり『否』と言わざるをえないだろう。それらが複雑であればあるほどひとつひとつ読み解き解釈した上で話をしなくてはならないとこういう本を読むと思う。多くの金融マンは文系学部卒であるが故に、このように紙と鉛筆と四則演算から教えられる本は貴重だと思える。このスタンスで最新のデリバティブ理論を読み解き続けてもらいたいと思う。
金融工学のベールをはがす本です
金融工学という言葉は最近良く使われる。しかしほとんどの本の内容はとても理解しがたいことが多い。
金融工学の原理は基本的にシンプルで理解しやすい物であり、それを高度にかつ精緻にしたのが実務で使われている技術である。しかし高度な精緻化が必ずしも儲けにつながるわけでもなく、一般人としてここまで知っていればいいというレベルを提示してくれている本です。
わかりやすい金融工学
金融機関出身で、現在大学助教授である吉本佳生氏によるデリバティブ等についての解説本。 いわゆる理系出身者が金融工学を駆使して収益を挙げていると思われている世界を、数学ではなく算数の世界で平易に解説されています。
巷でも「ブラック=ショールズ方程式」に関する著作がたくさん出ていますが、この方程式もいわゆる「正規分布」という統計学上の仮定の下に成立しているものであり、精度の差はあれ、本質的には吉本氏が同書 の中で解説する算数による手計算と異なるものではない、という理論には勇気づけられます。
どんなに金融工学が発達しても値動きそのものを予測するのは極めて困難であり、これらの方程式もプロが取引する上での共通ルールを提示する(賭けの対象を値動きの大きさ、すなわち標準偏差(ボラティリティ)に絞る)のみで、ボラティリティ自身を予測するツールではないと、金融工学を盲信しがちな風潮に一石を投じています。
また、実際の資産運用面でも、オプションの売りを組み込んだ金融商品の危険性は勿論、住宅購入と株式比率を高めに持つことの関係や一般の外貨預金のデメリット等を、一般の評論家・マニュアルとは異なった視点で整理してある点もユニークです。





