スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #3784 / 本
- 発売日: 2009-11-20
- 版型: ハードカバー
- 696 ページ
エディターレビュー
内容紹介
世界一の大投資家ウォーレン・バフェット、唯一の公認伝記! 生ける伝説「オマハの賢人」の知られざる生活、価値観、投資戦略、人生経験、そして後継者とは? 人生とビジネスを初めて語った全米大ベストセラー。
内容(「BOOK」データベースより)
世界で最も有名な投資会社バークシャー・ハザウェイの会長兼CEOにして、世界で最も尊敬される大投資家ウォーレン・バフェット。その知られざる生活、価値観、投資戦略、人生経験、そして後継者とは?自伝を書かないと公言してきたバフェットがただ一人信頼した著者に伝記執筆を許可し、300時間以上もインタビューに応じて人生のすべてを語り、家族・友人など250名以上の関係者への取材を認めた―5年の歳月をかけて完成した本書は、バフェット本人が初めて全面協力した決定版伝記である。偉大なる投資家バフェットが人生とビジネスをあますところなく語った全米大ベストセラー。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
シュローダー,アリス
「リスク&インシュランス」誌より、最も尊敬され―そして最も怖れを知らない―思想家と呼ばれている。監査法人アーネスト&ウィニー(当時のBig8)のヒューストン事務所で会計監査人としてキャリアをスタートさせた後、FSAB(米国財務会計基準審議会)へ移り、保険業界に対する最も重要な会計基準策定に関与した。その後、ウォール街の金融機関各社で15年間にわたり株式調査に携わり、モルガン・スタンレーにマネジング・ディレクターとして入社
伏見 威蕃
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒業。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中。トーマス・フリードマンの『フラット化する世界』では、訳文の完成度の高さを評価されて第1回国際理解促進図書・優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
バフェットの幼少時代から学生時代の話など
バフェットの幼少時代から学生時代の話など他のバフェットの書籍では、知れない話が盛りだくさん。ゴルフボールを万引きした話や教師の話を無視してチェスや株価チャートを読んでいたり、本人にとってマイナスともいわれかねないことも正直に書かれている。
何より、登場人物や資料の多さが同書の価値を固めている。
読むのに3日ほどかかった。
合計15時間ぐらい。
注釈がインターネット上にアップされている。
余白が余っているんだから欄外に載せれば、便利だなと思う。
21歳の時に証券マンをやっている時の顧客利益相反など共感を覚えるものがある。
相変わらず比喩がうまい。
P271「薬を売った量に応じて報酬をもらう。薬によって報酬の多いものもある。出す薬の量にのみによって報酬が増減する医者の所に誰が行きたがるだろうか。」
P272「顧客とテーブルを挟んで向き合うのが嫌だった。自分がいいと思っていないものや、所有していないものは、絶対に売らないようにしたかった。」
2003年版のバークシャー株主向けの手紙の中で「いったいレンタカーを洗車する人なんているでしょうか?」
要するに、自分にとっていいことと、投資家である顧客にとっての利益が同字方向性であるのが重要。バークシャーの株価が下がれば誰よりも損をするのはバフェットである。
バフェットの人となりや私生活に興味のある人向け
バフェット関連の本は多く出ているが、バフェットが信頼する元・バークシャー担当のアナリストである著者に全面協力して出来上がっただけあって、バフェット自身が語っている彼の生い立ちから人間関係、家族関係まで極めてリアルに網羅されている。世界一の大金持ちのシンプルな生活等興味深い。
ただ、私(のような人が多いと思うが)のようにどちらかというとバフェットの人となりよりも、少ない自己資金から今日の大成功を収めるに至った投資のトラックレコードに関するバフェットの判断や逆境を乗り越えた知恵などを知りたい人に対しては、満足のゆく内容ではないと思う。
一般的には、良い企業を割安な時に買い、途中上下があっても長期で持ち続け企業の成長に賭けるというイメージがあるが、それだけでは特に初期の頃の彼のパフォーマンスは説明できない。本書でも、バフェットがひとかどの人物になってからの誰もが知るエピソード(ワシントンポスト、コカコーラ等々)については詳しく書かれているが、彼が脚光を浴びる前の初期の頃については「バフェットの資産はxx年にはyyドルに増えていた」といった記述のみでスキップしているし、本書全体を通してビジネス自身というよりも、ビジネスで知り合った人との交流や家族関係に重点が置かれている。
投資をやっている人なら誰しも分かるが、割安株を見つけて買って持っているだけで、数年で資産が何倍にもなることは難しい。むしろ一般的なイメージとは違って、彼は「売り時」を見つける天才なのではないか?という気がする。実際最近でも暴落前に売り抜けた銘柄が多数ある。長期で持ち続ける銘柄は、単にまだ「売り時」が来ていないだけだということなのだろう。
この点ジョージソロスの著作の方が、彼の投資履歴含め具体的に書かれている。
バフェットの人となりを知りたい人にとっては星5つだと思うが、私は上記の理由から星3つ。
ロールモデルにはなりにくい人物
上巻だけで600ページを超えるこの大著を読んで浮かび上がってくるのは、
資産を増やすことに異常な執着を燃やす、ゲームマニアの子供のような人物です。
バフェットの莫大な資産形成術に興味を持つ人はいても、
こういう人物になりたい、と思う人は少ないのではないでしょうか。
自分が興味を持つことには驚異的な集中力を見せる反面、
金儲けにのめりこむあまり、家庭をあまり省みなかったバフェット。
成功には陰があることを感じさせる一冊でした。
ただ、そうした自分の陰を隠すことなく自伝に書かせた正直さは、
裸の王様になりがちな成功者としては、やはり驚異的です。




