エンドレス・ワーカーズ―働きすぎ日本人の実像
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #6859 / 本
- 発売日: 2007-11
- 版型: 単行本
- 261 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
残業する理由のトップは「時間外手当を稼ぐため」ではなく「業務量が多すぎる」ため。長時間働いてもストレスを感じないで仕事をする人もいる。年休消化は病欠の補填に使われることが多い―。厖大なアンケートから現代日本の勤労者の実態と本音を読み取る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小倉 一哉
1965年生まれ。88年明治大学商学部卒業、93年早稲田大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。早稲田大学商学部助手、日本労働研究機構研究員を経て。現在、労働政策研究・研修機構主任研究員、博士(商学)。主な業績に『日本人の年休取得行動』(日本労働研究機構、2003、冲永賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
「仕事」の実情を理解するのにお勧めです。
本書は大変読みやすい。
章の扉にポイントが書かれていること、豊富なデータに基づく考察だけではなく、多様な勤労者に対するインタビュー・事例が記載されていることにより、現在の勤労者の置かれている環境や心情をデータと関連してより深く理解することができ、実際に共感を覚えた。
またコラムも労働時間と現代社会が抱えている問題との関連性を説いており、心の問題や出生率に関して触れている点は興味深い。
「労働時間」というと難く思われがちですが、管理者だけでなくこれから仕事に携わる新入社員・学生たちにも「仕事」「会社」の実情を考える上で参考にしていただきたいと思う、お勧めの1冊です。
労働時間研究のために
本書は、現在の日本の労働時間問題を解説したものだ。長時間労働者が多いこと、国際比較、サービス残業の実態、ストレスとの関係、管理職等の労働時間問題、非正社員の労働時間、有給休暇の問題など、幅広く労働時間問題を取り上げている。著者が実施した調査データを多面的に集計、分析している。しかし決して難しくはない。ある程度の知識があればほとんど読みこなすことができ、執筆にはかなり工夫していると感じた。また、インタビュー事例の紹介や、労働時間に関するコラムも、本書の読みやすさに貢献しているといえる。
偏った考え方をしていれば異なるかもしれないが、少なくとも私は本書のように、日本の労働時間問題を中立的に見た良書には出会ったことがない。そう、著者が指摘するように、労働時間問題、特に長時間労働の問題は、関係するすべての人々が真剣に考え、取り組まなければならない重要な課題なのだ。
日本経済新聞らしくない好書
私の中では、日本経済新聞というのは、経営者の方ばかり向いている新聞というイメージがあったが(それが如実に出ているのが、『働くということ』(日経ビジネス人文庫)だと思う)、この本は、そんなことはなく、双方の立場のバランスをとりつつ、労働時間の長さについて論じた好書である。
労働時間が長くなるとどうストレスを感じるのか、時間管理が緩いと労働時間はどうなるのか(長くなるが答えだが、なぜだかはご一読を)、なぜ年次有給休暇をあまり消化しないのか、どのようにすればいいのか、など、研究が詳細であり、結論も穏当で(突飛なものはあまり内容に感じた)、参考文献もよく踏まえられて、信頼できる研究と思われるので、星5つ。





