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幻想の島・沖縄

幻想の島・沖縄
By 大久保 潤

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  • Amazon.co.jp ランキング: #23318 / 本
  • 発売日: 2009-07-23
  • 版型: 単行本
  • 336 ページ

エディターレビュー

内容紹介
過酷な低賃金、高すぎる電力料金、米軍基地に依存した経済体質、「沖縄ナショナリズム」が蔓延する閉鎖的思考……。なかなか報じられない沖縄の病巣とは。自立に向けて何をすべきか。綿密な取材による衝撃のルポ。

内容(「BOOK」データベースより)
特別の配慮が日常化した沖縄には、愚直にがんばることがバカらしくなるような状況がたくさん生まれている―この島を覆う危機の本質。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大久保 潤
1963年生まれ。88年、国際基督教大学教養学部卒業。同年、日本経済新聞社入社。社会部で警視庁、成田空港、検察・裁判所、法務省、証券部で企業財務などを担当。2005年3月から08年2月まで那覇支局長。現在は社会部デスク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

これまでの沖縄イメージが大きく変わりました。5
様々な内容が書かれていますが、米軍基地がもたらす利権構造が、沖縄をとことん堕落させてしまっている、という告発が強烈です。・・・・今まさに焦点となっている普天間基地の移転ですが、移転予定地の辺野古では、移転に伴う迷惑料の一時金として「一戸」あたり1億5000万円、永代補償として年間200万円を要求している、なんてことは知りませんでした。・・・・また米軍基地が私有地であり、その借地料が、米国ではなく、日本国政府から、年間900億円支払われているということも、あまり知られていません。もちろん、その900億円は、沖縄の地主さんたちにばらまかれているわけです。年収1000万円以上の人の割合が全国でベスト10に入るほど高いのに、平均収入は、全国最低。この圧倒的な格差。・・・・・これを生み出したのは、もちろん、これまでの政府であり、それを支持してきた国民です。とにかく、愕然としてしまう内容でした。

公平かつ全う、しかし鋭い眼差しを持った著者の沖縄論。5
基地によって生み出される沖縄利権の構造、官尊民卑の現実、全国最下位の所得水準の理由、全国最高の失業率の数字の裏側。これまでに存在した「歴史の被害者」としての沖縄救済論でもなく、「不当な受益者」としての沖縄批判でも無い、極めて公平かつ全う、そして告発に富んだ良著です。文句無しに星五つなのですが、最終章の沖縄の自立に向けた提言を纏めた章だけが若干まとまりにかける、フラッシュアイデアの集合体に思えたことが非常に残念だったということを書き添えておきたいです。個人的に特に実現性が高いと思えた基地跡地でのメディカルツーリズムの実現や、医療ベンチャーの更なる発展に向けた方策について、経済紙の記者らしい分析があれば本書の価値が更に増したと思えるので。

民主党政権は沖縄をどうするのか5
民主党政権は沖縄をどうするのか、沖縄は民主党政権をどうするのか。税金無駄遣いの徹底的な
根絶を目指す民主党にとっても、沖縄はやはり聖域なのか。普天間はいらないのに
辺野古移設の必要もないのに。基地の見返りに沖縄には振興策として膨大な税金がつぎ込まれ、
一部の利権を持つものだけが太ってゆく。決してこれは、沖縄のためにならない。