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人類の議会〈下〉―国際連合をめぐる大国の攻防

人類の議会〈下〉―国際連合をめぐる大国の攻防
By ポール ケネディ

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  • Amazon.co.jp ランキング: #347391 / 本
  • 発売日: 2007-10
  • 版型: 単行本
  • 291 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
イラク攻撃をめぐる安保理・常任理事国の分裂は、5大国が拒否権を行使すれば機能停止に陥るという、国連発足以来の欠陥を全世界に露呈した。また、地球温暖化対策や途上国の貧困解消といった分野でも、有効な打開策を打ち出せずにいる。官僚機構は肥大化し、唯一の超大国となったアメリカは、しばしば国連の決定を無視する。だが、それでも、国連は人類がもつ唯一の世界機関だ。人類が21世紀を乗り切るために、国連はどう変わるべきか?新時代のグローバル・ガバナンス(国際社会の統治)には、どんな仕組みが必要なのか?現代最高の歴史学者ケネディが、豊富な知識と深い洞察力で、国連と人類社会の未来に新たな視座を提供する知識人必読の書。巻末に国連憲章の全文を掲載。

内容(「MARC」データベースより)
人類が21世紀を乗り切るために、国連はどう変わるべきか? 新時代のグローバル・ガバナンス(国際社会の統治)にはどんな仕組みが必要なのか? 豊富な知識と深い洞察力で、国連と人類社会の未来に新たな視座を提供する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ケネディ,ポール
イェール大学歴史学部教授、同大学国際安全保障研究部長。現代最高の歴史学者として知られる。1945年イギリス生まれ。ニューキャッスル大学で歴史学を学び、70年、オックスフォード大学で博士号取得。プリンストン大学高等研究所上級研究員などを経て現職。軍事史、外交史、国際関係論の世界的権威で、英王立歴史学会、米芸術科学協会などの会員でもある。87年に発表した『大国の興亡』は世界各国で話題を呼び、日本でも大ベストセラーを記録した。また95年にはガリ事務総長(当時)の要請で、国連総会に設置された「国連の未来」研究作業部会の共同議長もつとめた

古賀林 幸
津田塾大学英文科卒。ボストン大学大学院修士課程修了。中央公論社、米国大使館広報局などを経て恵泉女学園大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

国連、60年の活動、結果、そして今後の課題点3
 上巻は「国連」という組織の頂点に位置する安保理に焦点を当てていましたが
後半ではそれ以外の重要な組織(建前は同格でも実際は安保理の下に位置する)や
国連外の組織(NGOや民間シンクタンクに財団等)との連携等、そして今後の課題
について述べられています。

 もう少し詳しく書くと以下の通りです。

第5章:国連の活動のソフトな一面
 ユネスコやユニセフの活動とその結果について

第6章:国際的な人権の推進
 1948年に採択された「世界人権宣言」。これ以降も悲惨な出来事が歴史書には
 多々記されています。それを少しでも良い方向へ持っていこうとした人と国との
 せめぎ合いについて。

第7章:「われら人民」−民主主義、政府、非政府組織その他の団体
 国連はそこに加盟している独立国によって成り立つ組織ですが、世界には
 それ以外の(何かに特化した)有力な組織が在り、各組織毎の信条によって
 活動を行っています。本章ではそれらの成したことと国連との関係について
 述べられています。

第8章:21世紀の約束と危険
 第1章から7章までで述べてきたことを踏まえ、国連が抱える問題をもう一度
 提議し、そしてそれに対する処方箋を検討。

 国連憲章で高らかに謳われた理念はその後の世界情勢と加盟国間(特に安保理
で拒否権を持っている5ヶ国)の思惑により、色あせているのは事実です。
しかし、我々はそれに代わる理念であったり、組織を持ち得ないのも事実。
問題はそれこそ山のように存在します。しかし、それがあったからこそ防ぎ
改善出来た事柄も多々有ります。

 改革は必要です。それをより良い組織に変えて、未だ恩恵を受けられない
人々に対して手を差し伸べる。他方では紛争になりそうな事柄を未然に防止する
為にも。

 ただその前には過去から学ぶことも必要です。それを望む人にとって材料を
提供している本書は有効な一冊だと思う次第です。