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ゼミナール 経営学入門 ゼミナールシリーズ

ゼミナール 経営学入門 ゼミナールシリーズ
By 伊丹 敬之, 加護野 忠男

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  • Amazon.co.jp ランキング: #5018 / 本
  • 発売日: 2003-02
  • 版型: 単行本
  • 604 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
事業構造改革、コーポレートガバナンス、場のマネジメントなど、最新のトピックスを交えて、躍動感に満ちた企業のメカニズムを解明する「生きた経営学」の決定版。大学生、ビジネスマン、MBA志望者、必読のスタンダードテキスト。

内容(「MARC」データベースより)
企業の規律を取り戻すガバナンス改革、組織を活性化させる場のマネジメント-。日本企業は何を生かし、何を見直すべきなのか? 企業のダイナミズムを体系的に解説する、生きた経営学の教科書。93年刊に次ぐ第3版。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伊丹 敬之
1945年愛知県に生まれる。1967年一橋大学商学部卒業。現在、一橋大学大学院商学研究科教授

加護野 忠男
1947年大阪府に生まれる。1970年神戸大学経営学部卒業。現在、神戸大学大学院経営学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

名著!5
 経営学の入門書としては素晴らしい出来です。経営全般について総合的に書かれているため、自分が今まで会社というものに対していかに無知であったかを痛感しました。本書の特によいと思った点を3つ上げると1)説明が整理されており明確なので、読みやすく面白い。2)経営は複雑であり変化に富み生き物であることが実感できる。3)経営とはその国の社会性や構造に大きく影響されることが分かる、などです。本書では特に2)が最も興味深いのですが、個人的には3)が本書の重要性を高めていると思います。それはその国にはその国に合った経営の仕方が少なからず必要であるからです。名著と呼ばれる経営書は欧米のものが多いですが、日本社会に合ったマネジメントを研究し発表され、それが日本の社会に影響を与えるようになって欲しいと本書を読んでいて思いました。経営学初心者の方はこの本を読む前と後では会社に対する見方が大きく変わっていると思います。

個性のある入門書3
本書のいい点は、著者独自の視点が盛り込まれていることに尽きると思います。入門書にありがちな通り一遍な理論の解説にとどまらず、著者がそれをかなり噛み砕いたうえで執筆していることが読むとすぐにわかります。個性的な入門書です。

しかしながら、そのいい点が逆に諸刃の剣でもあり、噛み砕いたがゆえに、初学者には内容をわかりにくくしているのも事実です。思うに、まるっきりの経営学初学者が読むというよりも二冊目の経営学入門の本、もしくは授業などで教員の解説つきで読むという位置づけが適当だと思います。そうすれば本書に書かれたことがさらによく理解できるでしょうし、著者の視点として新たな発見があると思います。

経営学初学者は榊原清則先生の日経文庫から出版されている経営学入門上下巻や英語の本ですがMorgen WitzelのManagement : The Basicsなどで経営学の感じをつかんだらいいのではないでしょうか。

ただ個人的には、この種の基本的な本はある程度信用のおける内容のものを数回読んできちんと理解したほうがいいと思っているので、少しクセのある本書を二冊目に読むよりも、あまり有名な本ではないかもしれませんが柴田悟一・中橋国蔵先生の「経営管理の理論と実際」を二冊目に読むといいのではと思います。この本はけっこう厚く扱う内容も広いですが中身はかなりしっかりしています。ともあれ、とりあえず有名な先生が書いた本だから中身も良いだろうし、とりあえず買う・読むというよりも、きちんと中身を評価すべきではないかと思いました。

薄めすぎたカルピス3
 題名は「経営学入門」であるが、いわゆる教科書的には書かれていない。経営学発展の歴史を俯瞰し、最近の学説のトピックスを追うにはやや不便。本書はむしろ、「経営哲学」とでも言うべき、経営にとって必要な考え方、あるべき思考方法について、これでもかというぐらいに記述している。
 しかし、記述はよく言えば詳細、悪く言えばあまりにも冗長であり、途中で飽きることがしばしばであった。辛抱して何とか最後まで読み終えたが、言わば「薄めすぎたカルピス」のようで、読後の満足感は今ひとつであった。もっとコンパクトに、エッセンスを記述することは可能であったはず、と思う。
 したがって、経営学全般を広く浅く学ぶ入門書をお求めの方には本書はおすすめできない。一般的な意味で言う経営学入門書としては、「テキスト経営学(ミネルヴァ書房)」や、本書と同じシリーズの「ゼミナール経営管理入門(日本経済新聞社)」をおすすめする。
 しかし、本書の「矛盾と発展のマネジメント」の章は精読に値する。パラダイム変換、という言葉を著者は使っているが、企業経営において、成功体験がややもすれば時代の流れに追随できず硬直化を招くこと、またそれを防ぐためには成功体験を脱し、新たな考え方を許容することの重要性がよく論じられている。本書は実務経験豊かな熟練者、あるいは管理職者がこれまでに蓄積してきたおのれのビジネススタイルに理論を加えたり、内省したりするために読むのに適している。