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生ける宇宙―科学による万物の一貫性の発見

生ける宇宙―科学による万物の一貫性の発見
By アーヴィン ラズロ

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  • 発売日: 2008-02
  • 版型: 単行本
  • 330 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
 現在、科学の最前線では、近代以降の世界観・宇宙観を覆すような事実が次々と発見され
 ています。すなわち、宇宙は分離した個別の事物によって成り立っているのではなく、万
 物は相互結合し、神秘的なまでに正確に微調整され、首尾一貫性を保っていることが明ら
 かになりつつあるのです。古来、スピリチュアルな伝統においては、物質界と精神界は同
 じ一つのリアリティの二つの側面であり、人間と宇宙は一体である、と説かれてきました
 が、科学はようやくその事実に気づき始めたのです。
  世界賢人会議ブダペストクラブを主宰し、ノーベル平和賞候補にもなったラズロ博士は、
 本書で、物質的現実と精神的現実が、一貫性をそなえたひとつの全体の二つの側面である
 ことを、物理学、天文学、生物学などの最新の証拠に基づいて論じています。本書後半で
 は、その傍証として、ジェーン・グドール、エドガー・ミッチェル、スタニスラフ・グロ
 フ、ピーター・ラッセル等、世界的著名な研究者のエッセイが収められています。
  無味乾燥な宇宙観に意味といのちをとりもどし、この宇宙が真の我が家であることを実
 感させてくれる書と言えるでしょう。

内容(「BOOK」データベースより)
宇宙は意味と目的を持っている!存在と意識の謎に迫りはじめた科学的探究の最前線を概観しつつ、古来の直観的叡知との統合を図る、ノーベル平和賞候補、世界賢人会議「ブダペストクラブ」主宰のシステム哲学者、ラズロ博士の最新作。

著者について
アーヴィン・ラズロ Ervin Laszlo
1932年、ハンガリー、ブダペスト生まれ。ピアニスト、哲学者、未来学者。ニューヨーク州立大学教
授、ベルリン国際平和大学理事・教授、ユネスコ顧問等を歴任。世界賢人会議「ブダペストクラブ」
を主宰。ミクロの世界から、人間社会、宇宙までを貫く原理とその構造を探究する「システム哲学」
の研究と発展に努める。『システム哲学入門』(紀伊国屋書店)、『人類の目標』(ダイヤモンド
社)、『マクロシフト』(文春ネスコ)、『創造する真空』『叡知の海・宇宙』『カオス・ポイン
ト』(日本教文社)等、60冊以上の著書がある。イタリア、トスカーナ在住。

吉田三知世(訳者)
京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳業。訳書にラズロ『叡知の海・宇宙』『カオス・ポイ
ント』(日本教文社)、ボダニス『エレクトリックな科学革命』(早川書房)、ピックオーバー『メ
ビウスの帯』(日経BP社)などがある。


カスタマーレビュー

うまく実感はできないが、それでも5
量子物理学の難しい詳細はよくわからない。けれども、「メタヴァースのなかで進化がどんどん前進し……生命は循環的な前進のなかで出現しては消滅するが、次々と新たな宇宙のなかで継続し、ますます高度に進化してゆく」次第を読み、やがて来る自分の死の捉え方が少し変わり、なんだかほっとした。死後は無に帰するのみと思っていたのだ。また、「意識と情報が浸透し、相互関連し、包括的に進化している宇宙」がどういうものであるのかを知って、なるほどと思った。万物の基盤をなし、万物の記憶と情報の場であり、万物を結びつけるアカシック・フィールド。波。一貫性。全一性。非局在性。煌々と照る月や舞い落ちる雪をじっと見つめていると意識だけになって中空に浮遊しているような気持ちになる理由、真っ青な空を見上げているだけであれ程までに満たされた気持ちになる理由を説明してもらったような気がする。

とても古くて新しい宇宙観5
私の読んだラズロ氏の著作は『叡知の海・宇宙』に続き本書が二冊目だ。

第1部2部は『叡知…』のおさらいという感じだが『叡知…』の一年四ヶ月ほど後の2006年1月に出版された分、最新の観測による新発見などに関する記述等が追加された内容となっている。そして第2部第4章では「善と悪」という、宇宙と善悪との間にはなんの繋がりもないと思っていた私にとっては意外なテーマに触れられており、大いに考えさせられた。

本書の半分強を占める第3部は、思想家十三人によるラズロ氏の研究に関連するエッセイ集となっている。何度も登場する「魅力を取り戻した宇宙」という言葉が印象的だった。

この本の方が『叡知…』より読みやすいと思うので、まず本書を読んで、詳細を知りたければ『叡知…』を読む、という順番がいいかも知れない。

ラズロ氏の思想に出会ったことにより、私にとっての「世界」が変わった。1932年生まれと既にご高齢だが、これからも更に奥深い所へ我々を案内していただきたい。
最新作の『The Akashic Experience: Science and the Cosmic Memory Field』の邦訳版が待ち遠しい。

宇宙観を進化させてくれた本5
前半は「叡智の海・宇宙」のすぐれた要約になっているが、前作と比較するとやわらかく、さらっと読める内容。
後半は12名が登場し、円卓会議となっており、ラズロの提供する「叡智の海・宇宙」に関して、意見が交わされる。

特に、エドガー・ミッチェルの転生に対する宗教的解釈とゼロ・ポイント・フィールドで起こっている非局在的な量子ホログラム現象の対比は非常に興味深い。
ここは結論は出ていないが、エドガー・ミッチェルはバランス感が非常に良い。
素粒子の量子相関を自然の最も基本的な水準の作用とみなし、それを出発点として意識と物質が共に進化することを認める宇宙観は、200年前の電気の発見と同じぐらいのインパクトがあると確信する。