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戦時輸送船ビジュアルガイド

戦時輸送船ビジュアルガイド
By 岩重 多四郎

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  • 発売日: 2009-05
  • 版型: 大型本
  • 136 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
船舶絵画の巨匠上田毅八郎、描き下ろしイラスト掲載。収録模型点数100隻以上、1/700三面図38点掲載。月刊モデルグラフィックス人気連載「日の丸船隊ギャラリー」を完全再構築。太平洋戦争を戦った徴用輸送船の姿が1/700模型、イラスト、写真、図面で甦る。艦船ファン必携の一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岩重 多四郎
1970年7月16日生、関西大学文学部史学・地理学科卒。2000年刊行の「第二次大戦駆逐艦総覧」(大日本絵画)訳者として本格的に文筆活動を開始し、「Uボート総覧」など共訳を含め計15冊を担当。同年「月刊モデルグラフィックス」誌で艦船模型ライターとしてもデビュー、現在は「ネイビーヤード」「月刊ホビージャパン」にも寄稿する。6歳から模型を始めたが、数年単位のブランクを複数はさみ模型誌参加を期に製作再開した珍しい例。ビギナー歴20年以上の経験に立脚した平易性重視のモデリングと、水彩画・ペン画・CAD図面といった各種視覚的解説手段、本格的な歴史研究から「銀色の糸杉」のような文学的表現、アニメメカ作例ではショートコントまで盛り込んだ記事など、多彩な誌面構成を特徴とする。山口県岩国市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

モデラー以外にもお勧めです5
 月刊「モデルグラフィックス」に連載されている「日の丸船隊ギャラリー」をまとめたモノですが、掲載時にはほぼ白黒であった作例写真はカラーになり、記事の多くも新規なモノなり、図面は1/700で集録されています。単行本化に際して面目を一新したと言えるでしょう。

第一部では模型写真とイラストによる解説が、第二部では徴用船舶の視点らの太平洋戦史、最後に1/700スケールでの模型作成用図面が収録されています。個人的にモデラー向けのムック本としては、理想に近い作りではないかと思います。

 模型写真、イラストを参照しつつの実艦や各種の特設船舶包括的な解説には、任務ごとの装備の特徴や、同型艦との相違、同一造船所で建造された他のクラスとの共通点、不明箇所を立体化したときの判断の根拠などが盛り込まれ、安易なカタログスペックや艦歴の紹介に流されがちなこの種の記事と画期しています。
 モデラーがスクラッチで制作するときの参考という以外にも、戦前の民間船舶に興味がある人へのビジュアルな入門書として薦めことができるだけの密度をもった内容で、戦記本等の副読本として手元に置いても良いでしょう。

 絶対的な価格がやや高めであることは否定しませんが、カラーページも多く、上田喜八郎画伯の資料性の高いイラストなど、カラーページに意味がある作りで、価格以上の価値があります。
 大戦後半から末期の海上輸送の中心となった戦時標準船に関しては、残念ながら本書にはほとんど集録されていませんが、これについては是非、将来の続刊での紹介を期待したいです。

輸送船、奮戦す5
月刊モデルグラフィックス誌に連載すること、8年。ついに単行本化されました。
フルスクラッチされた模型から日本輸送船とその戦いぶりを描いています。
上田毅八郎氏によるイラスト、模型制作用図面も収録されており、価格以上の価値があります。

まさに、「太平洋戦争」そのもの!5
太平洋戦争といえば、飛行機や軍艦ばかりが目立ちます。そうではないことをこの本が実証しています。戦争の見方そのものも「補給」という観点から考えて指揮官の判断の適否を論じていますし、なによりも、その軍艦や飛行機を動かすためのもの、たとえば燃料や食料、そして兵器・兵員そのものの輸送に当たりながら、護衛もつかず、必死に働いた船たち。彼女たちにようやくスポットライトが当たったのです。もちろん、戦前の平和な商船隊を作りたいという人にもお勧めです。戦いの海で影で働いて散っていった第二十三日東丸や、特設駆潜艇、対馬丸にも焦点を当てていることがとてもすばらしいです。どうか一度読んでください。涙なしに読めないと思います。資料の考察もすごい量の資料を読まれていて、少なくとも現状で簡単に入手できる一冊として絶対に読んでほしいです。そして続編が出ることをお願いしたいと思います。