ノモンハン戦車戦―ロシアの発掘資料から検証するソ連軍対関東軍の封印された戦い (独ソ戦車戦シリーズ)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #184189 / 本
- 発売日: 2005-06
- 版型: 単行本
- 151 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
1939年7月3日。日ソ両軍はノモンハンの荒野で近代的戦車戦を世界で初めて経験した。ロシア人研究家が最新資料からイデオロギー色を廃して独自の視点で検証。残された記録から日本軍の攻撃に苦戦を認める赤軍実戦部隊の「肉声」を紹介し、これまでソ連軍機甲部隊の圧勝を伝えられてきたノモンハン戦の実像を、投入された両軍の戦車・機材・装備類を鮮明に捉えた記録写真とともに紹介する。日本初公開写真・資料を多数掲載。
内容(「MARC」データベースより)
1939年、日ソ両軍はノモンハンの荒野で近代的戦車戦を世界で初めて経験した。ロシア人研究家が最新資料からイデオロギー色を廃して独自の視点で検証。日本軍の攻撃に苦戦を認める赤軍の肉声を紹介。写真・資料を多数収録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
コロミーエツ,マクシム
1968年モスクワ市生まれ。1994年にバウマン記念モスクワ高等技術学校(現バウマン記念国立モスクワ工科大学)を卒業後、ロシア中央軍事博物館に研究員として在籍。1997年からはロシアの人気戦車専門誌『タンコマーステル』の編集員も務め、装甲兵器の発達、実戦記録に関する記事の執筆も担当。2000年には自ら出版社「ストラテーギヤKM」を起こし、第二次大戦時の独ソ装甲兵器を中心テーマとする『フロントヴァヤ・イリュストラーツィヤ』誌を定期刊行中。最近まで内外に閉ざされていたソ連側資料を駆使して、独ソ戦の実像に迫ろうとしている
小松 徳仁
1966年福岡県生まれ。1991年九州大学法学部卒業後、製紙メーカーに勤務。学生時代から興味のあったロシアへの留学を志し、1994年に渡露。2000年にロシア科学アカデミー社会学・政治学研究所付属大学院を中退後、フリーランスのロシア語通訳・翻訳者として現在に至る。また、マスコミ報道やテレビ番組制作関連の通訳・翻訳にも多く携わっている
鈴木 邦宏
1958年5月、愛知県豊橋市生まれ。愛知県立豊橋工業高校建築科卒。有限会社ファインモールド代表取締役。小学校高学年のころから戦記物に興味を持ち、多読するのちに専門的な研究へと至る。ミリタリーモデラー専門誌『アーマーモデリング』(大日本絵画刊)に「帝国陸軍機甲部隊の塗装と識別標識」を連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
日ソ戦の真実は。
ノモンハンの戦い
それは、押し寄せるソ連重戦車群に対し、肉弾をもって突撃し全滅していく関東軍兵士達、その教訓を生かせず無謀な太平洋戦争に突入してゆく陸軍指導部達が今までのイメージでした。
ロシア人の著者が、ソビエト、日本側の資料を基に戦場の真実を描こうとした本です。
地上戦それも戦車戦中心で有るが、両軍の人員、装備、損害を詳細な
リストで示されると、人員ではソ連軍の損害が日本軍を上回ることや
戦車装甲車でソ連側に400両近い損害が有る事を見てゆくと日本兵士の勇戦敢闘が目に見えるようだ。
いわゆる火炎瓶が余り効果を上げていない事や、高射機関砲が有力な対戦車兵器であった等興味を引く事も述べられています。
日本側の勝利で有ったと言われてきた航空戦に触れられていない事や
兵士の肉声が実際は殆ど紹介されていない事など不満もありますが、詳細な数字の羅列に真の戦いを読み取る事が出来ます。
また写真は、宣伝色の少ない初出のもの多くこの本の価値を高めています。
結局は、多くの損害を出して得る所の無かった戦いですが、ノモンハン戦の新たな見方を考えさせてくれる良書です。
ノモンハン戦の全貌を描いた本も合わせて読まれるとより理解できると思います。
写真見るだけでも価値あり
ノモンハン戦は鉄で攻めてくるソ連軍に対し日本軍が肉弾で戦った無謀な戦という
イメージしか日本ではないが、冷静に数字で内容を語ってくれる新鮮な本。
いくらなんでもソ連軍に損害がなかったとは思ってなかったが、想像以上に
物質的にも精神的にもソ連軍側に損害があり、驚く。
またジューコフ将軍の登場もかなり政治的意味合いがある等新たな話題も多い。
でもなんといっても一番の見所は写真。
この戦の写真がこれだけ一度に見られるのはこれが初めてではないのか。
今まで日本の作家が文章だけで書いていたものをビジュアルで見られるというのは
やはり価値あると思います。
難を言えば価格と文章
ノモンハン事件の中でも特に日ソ両国の装甲部隊の活躍に焦点を当てた著作である。特にソ連側の戦車について多くのページが割かれており、同事件におけるソ連戦車の活躍と苦闘が克明に描かれている。
従来ノモンハン事件といえば、「圧倒的兵力のソ連軍に押しつぶされた日本軍」というイメージが定着している。しかし本書に読むと、この戦いが必ずしもソ連軍にとって「楽な戦い」ではなく、多大な損害を強いられた「苦闘」であったことが伝わってくる。そういった意味では、ノモンハン事件について新たな視野を提供するといった点で本書の価値は大きい。
苦言を呈するとすれば、まず価格。この会社の書籍はいつもそうだが、とにかくボリュームに比して価格が高い。価格設定については営業的な事情もあるのだろうが、とにかく割高感があるのは確かである。その気になれば1時間程度で読み終わる著作で定価¥2,500+税というのはいただけない。
あと、文書も平板でつまらない。翻訳文の宿命かもしれないが、もう少しなんとかならないか、と感じた。





