ニッポンの素材力
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商品の詳細
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- 発売日: 2009-06-11
- 版型: 単行本
- 255 ページ
エディターレビュー
内容紹介
オバマ大統領の目論む「環境・新エネルギー」革命は、日本の素材産業にとって空前のビッグチャンスとなる!遂に半導体産業を抜いた日本素材産業の強さの秘密をレポートする。
内容(「BOOK」データベースより)
半導体材料で60%強、液晶ディスプレー材料で70%強の世界シェア。国内電子材料の売上は8兆円で遂に半導体を抜く。日本マテリアル産業に黄金時代が到来。
著者について
泉谷 渉(いずみや わたる)
株式会社産業タイムズ社 専務取締役編集局長/半導体産業新聞 特別編集委員
神奈川県横浜市出身
中央大学法学部政治学科卒業
1977年産業タイムズ社に入社、1991年に半導体産業新聞を発刊し、編集長に就任。現役最古参の半導体記者としてキャリア32年を誇る。
主な著書には、「日本半導体50年史」(共著/産業タイムズ社)、「これが半導体の全貌だ!」(共著/かんき出版)、「これがディスプレイの全貌だ!」(かんき出版)、「日本半導体 起死回生の逆転」、「電子材料王国 ニッポンの逆襲」)、「次世代ディスプレイ勝者の戦略」、「図解 半導体業界ハンドブック」、「半導体ベンチャー列伝」(東洋経済新報社)、「日の丸半導体は死なず」(光文社)、「100年企業~だけど最先端、しかも世界一」(亜紀書房)などがある。
日本半導体ベンチャー協会 理事としても活躍。
カスタマーレビュー
素材の力は投資だけでは引き出せないはず。
半導体系の業界紙記者である著者が環境・新エネルギー分野における
国内の素材メーカーの現状と展望をまとめた書になります。
半導体・液晶・太陽電池、炭素繊維・フラーレン、金属・ポリマー・
界面活性剤などの分野において、不断の努力により素材力の向上を図った
国内素材メーカーを取り上げ、時代の潮流にうまく乗れた結果、現在の
経済危機下においても成長路線を描き、売り上げの増長や他社の参入障壁
効果が得られた結果が示されます。
しかしながら、そこから得られる情報としては、市場シェア、売上高、
現在・将来的な投資額などが中心で、業界紙で得られている表面的な
情報から抜け出せていないという印象を受けました。
強気で○○億円の投資をした、トップシェア△△%を今後更に□□%まで
伸ばす計画、或いは、この不況下においても売り上げ××億円突破を
目指している…、だからこの素材を扱う同社は素材力があり、今後も
戦い抜けることは間違いない、という論調が張られていて、更には
「断トツ・爆裂・大爆発」などの修飾が付けられ読者の気分を煽って、
「だから将来もこの素材は大丈夫」という結論ばかりでは、やはり心許ないです。
「素材力」という力の源泉を解き明かそうとする本書で示すべきは、現在や
将来への資本投下を示すという部分ではなく、きちんとマーケットへ
受け入れられた経緯を追って、今後も様々な素材開発の場面で起こりうる
技術的課題の克服のポイントを定式化を試みるなどの方向性や指針を
与えることではなかったか、と思います。
その点から考えると、本書で取り上げた素材種の多くで開発や事業トップから
「日本の最先端素材がなぜ強いか?」という回答が載せられていますが、
このような声をもう少し丁寧に拾って、それに呼応した開発担当者の
開発秘話やブレークスルーの着眼点などと絡めながら、華々しくはないかも
しれないけれども現場ベースの話が多ければよかったのではないかと思いました。
縁の下の力持ちが日本の素材力だ
電子材料や機能性素材の分野は余り名前を知られていない企業が多い。ソニーやパナソニック、トヨタといった国際的優良企業が実は素材部材メーカーの存在無しにはやってゆけないのである。
これら有名アッセンブリーメーカーは外注で部品やデバイスを仕入れて自社ブランド製品を付加価値を付けて売るのだ。
これまでは光の当たらなかった「日本の素材メーカー」にスポットライトを当てて実は日本の真の強みが素材力にあると発信し始めたのは泉谷氏である。
この著書は日本の素材産業が実は世界の産業界の「縁の下の力持ち」である事を看破したところに価値があるのだ。新しい時代の技術革新が飛躍的に伸びる予感がする。
是非とも中小企業の若手や若い学生がもっと興味を持って技術系分野に興味を持つ為の入門書として是非薦めたい良書である。
グリーンニューディールで再び勝負のときがきた
ヨーロッパが環境問題の動機としているといわれている温暖化の防止、エネルギー安全保障、産業競争力の復活というテーマは、実は日本にとってもより重要なことということで、今やどの企業もグリーンニューディールで勝負に出ている。
この本では、日本企業の優位性を強調しているが、当然、日本だけが特別であるわけはなく、これまでのような先進国の地位を占められるかどうかは、これからのがんばり次第。ただ、その可能性はあるということで、日本人にとっては夢を見られる本です。




